通訳ガイドの喜怒哀楽-富士通訳ガイドアカデミー
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通訳ガイドこぼれ話 (第2話)                           |  第1話  | 第2話 |

通訳ガイド緒車さん 緒車奈穂子
(2001年度当校合格者)

フリー通訳ガイド
ガイド歴 約4年 (英語)

〜 富士同窓生との初仕事 〜

  先日、母校の高校生と一緒に都内観光をするという嬉しい仕事を経験しました。同校が文部省のスーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクールに指定され、その一環として都内観光を英語で体験しようという企画です。後輩のために自分の仕事が活かせるというだけでもわくわくする一日だったのですが、そこへさらに大きな喜びが加わりました。富士アカデミーの同窓生である野瀬元子さんと、ついに念願かなって仕事でご一緒したのです。野瀬さんと知り合い、今日に至ったいきさつを考えると、この初仕事には格別な感慨があります。富士アカデミーという場を与えてくださった知念先生に深い感謝の意を込めて、この感激を書き残したいと思います。

  野瀬さんと初めてお会いしたのは、富士アカデミーの説明会でした。学校の特徴を歯切れよく説明し、ご自身の勉強方法や就職活動、通訳ガイドの初仕事などについて生き生きと語る姿にすっかり惚れ込んだ私は、後に続きたい!とばかり、休憩時間に押しかけて質問をしました。その時の野瀬さんの答えに背中を押されて、私は富士アカデミーへ入学したのです。「富士アカデミーは他校と全然タイプが違うので、それぞれの学校の体験授業を受けてみれば、自分がどの学校を好きか、はっきりわかりますよ。迷う余地のないほどまったく違いますから」野瀬さんは自信を持ってこうアドバイスしてくださったのでした。

  翌年、無事ライセンスを手にした私が野瀬さんと思いがけない再会を果たしたのは、通訳ガイドの仕事を実際に見てみたいと、気軽に乗った“はとバス”の車内でした。なんとその頃野瀬さんは、同社の研修を受けている最中で、その日たまたま試乗していたバスに私が乗り合わせたのです。いろいろと経験談を伺ったり、実際に先輩ガイドさんのアシスタントとしてお客様の質問に答えたり、足の不自由な方の介添えをしたりする様子を目のあたりにし、通訳ガイドの仕事がかなり具体的に理解できた一日となりました。それにしても、始めは富士アカデミーへと導いてくれた野瀬さんが、今度は現場で私を導いてくれたとは、なにか不思議なご縁があるとしか思えません。

  その後野瀬さんとは大学も同窓とわかり(野瀬さんのほうがずっとお若いのですが…)折々の富士アカデミーの集まりでお目にかかったり、オフシーズンにはランチをしたりと、親しくお付き合いさせていただくようになりました。東京タワーや皇居前広場でばったり出くわすたびに「一度一緒にお仕事したいですね」と言っていたその念願が、今年ようやくかなったわけです。

  待望の仕事はさる6月、ある高校の1年生8クラスを、バスで都内観光へお連れするというものでした。バス1台ずつに通訳ガイドがつき、そのうち2人が野瀬さんと私です。行き先はバスによって少しずつ異なりましたが、東京タワーまでは野瀬さんと一緒でした。東京タワーは野瀬さんの庭のような場所。大人数で展望台へ上るのが久しぶりだった私は、さっそくメールで質問攻勢をかけました。相手が高校生、しかも日本人であること、全部で120名近くが一緒に行動することなどを考慮し、解散・集合場所はどこにしたらよいか、動線をどうとるか、などしつこいほど細かい質問を送りました。野瀬さんからの回答はすぐに届きました。しかもその的確で緻密なこと。普段から頭の中がよほど整理されているに違いないと、何度やっても行き当たりばったりの私は心の底から感心しました。

  当日の朝、母校の前にバスが8台並ぶ様子はちょっと感動的でした。その前へ次々とやってくる通訳ガイドの中に野瀬さんのお顔を見つけたときは、感動もさらに高まり、同時に、照れくさいような、ほっとするような不思議な気分でした。旅行会社の方と簡単な打ち合わせの後、いよいよ出発です。いつもは外国人が居並ぶ車内に、日本人の高校生が好奇心いっぱいの目で座っています。しかも「できるだけ英語で」との指示ですから、高校一年生でもわかるように、かつ飽きないようにと、普段とは違う意味で苦労しました。しかも最近は学級崩壊という嫌な言葉もあるくらいで、集中力のない生徒が増えているなどと聞きますから、誰も耳を貸してくれなかったらどうしようと心配しましたが、まったくの杞憂に終わりました。(さすが我が母校?!)東京までの小一時間はあっという間で、あれもこれもと準備していたネタの半分もこなせないくらいでした。最初の下車箇所、東京タワーで野瀬さんのクラスと合流。彼女も、いつもと勝手の違うガイディングに戸惑いながらも、高校生に囲まれて楽しそうな表情でした。この後私はお台場、野瀬さんは六本木ヒルズへ。そして昼食場所でまた合流して、この日の仕事は終了です。

  初めての一緒の仕事は実働こそ半日でしたが、準備期間中のやりとりも含め、大きな満足感を残してくれました。通訳ガイドがチームを組んで仕事をすることはよくあります。今度は泊まりのツアーを二人でできたらいいね、と早くも次の夢を語っているところです。富士アカデミーの卒業生の中にも、通訳ガイドを専業として活躍している方がかなり増えていると伺っています。勉強の苦楽を共にし、一緒に難関を乗り越えた仲間は格別の存在です。そんな仲間と今度は現場でご一緒できたら、こんなに心強く、嬉しいことはありません。10台口を全部富士アカデミーの卒業生で――そんな夢が実現する日もそう遠くないかもしれませんね、知念先生!

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