通訳ガイド試験合格者体験談-富士通訳ガイドアカデミー
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通訳ガイド国家試験合格者黒崎さん1998年3次試験対策セミナー受講生
1998年度通訳ガイド試験当校合格者

黒崎  豊子さん
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ガイド試験の二次試験合格の通知を受け取ったとき、信じられない喜びに浸ったのも束の間、すぐに頭に浮かんだのは、「三次、どうしよう!」との思いだった。というのも、二次は受かるはずがないと決め込んで、三次対策をまったくしていなかったからである。なにしろ三次の試験範囲は広いと聞いていた。日本の地理・歴史から最近の政治・経済状況まで、日本に関するあらゆる事情が対象である上に、そのレベルは高等学校の学習内容程度、細かい統計の数字も出されるというからなかなか骨である。

二次合格発表から三次試験までは二週間もないし、フルタイムの仕事を持つ身では勉強時間も限られる。時間が無いのにすべきことは山積み。どこから手をつけていいのかもわからず、いささか途方にくれる思いだった。そんなとき、ふと思い出したのが二次試験の帰り道で何気なく受け取った富士ガイドアカデミーのパンフレットだった。「確か三次試験対策講座があったはず。どうせすべてカバーできないなら、せめてそこで習った内容だけでも頭に入れて試験に臨もう。」と半ばヤケ気味で、最後の開講日の3日前に、駆け込みで申し込んだのである。講座内容はおもに三次の過去問題の演習という形式であった。「過去とまったく同じ問題がでるわけじゃなし、意味があるのか?」とお思いの向きもあろうが、これがそうではない。

何年分かをまとめて集中的にとくことにより、確かに一定の傾向が見えてくるのだ。しかも、問題の解説をしてくださる際に、先生が詳しい分析に基づいて重点的に学習すべき点や学習法について適切なアドバイスをしてくださる。例えば、日本地理の分野では毎年必ず日本の国立公園・国定公園の問題が出題されるとか、日本歴史の分野では有名な古代遺跡や鎌倉仏教に関する問題(これは今年度も出題された)、江戸の三大改革などは出題頻度が多いとか、日本に関するこの統計の数字は覚えたほうがいいなどかなり具体的に指導してもらった。さらにその他、重要語句・事項、重要データなどを独自にまとめたプリントをいただけた。これを自分一人でまとめなければならなかったら、完全にタイムアウトになっていただろう。

これらを通じて、三次試験の勉強の方向性をきちんとつかむことができたのだ。また、受講後数日して、日本の国に関する最新のデータをまとめた追加のプリントがわざわざ送られてきて、細かい気配りとアフターケアの良さにも感心し、「がんぱろう。」という気にさせられた。そして残りの一週間、ひたすらこの対策講座でいただいた資料やアドバイスにそって詰め込めるだけの知識を詰め込んだ。

まず、国立公園・国定公園をすべて暗記した。公園名と主な名所名の暗記には単語帳を使い、白地図に実際に書き込んだりしながら場所も覚えた。地理は比較的取り掛かりやすいので、どこから手をつけようか迷ったらここから始めると良いと思う。特に国立・国定公園は本当に毎年出題されており、今年も出た。得点源、というより落とすと痛い部分かと思う。歴史や一般常識に関しては、いまさら新しい参考書や本などを買って勉強しても間に合わないと割り切り、とにかくいただいたプリント(かなりの量ですよ)の内容を完全に暗記し、過去問題を完全に消化することに専念した。とはいってもとにかく時間が無いので、この一週間ばかりは通勤電車の中でもプリントと単語帳は離せなかった。

実際どれだけの量を覚えられたかはたかが知れていると思うが、短期間ではあっても迷いなくできうる限りの努力はできたという思いで試験に臨んだ。すると、地理、歴史などでは、教えていただいた傾向通りの問題が出題され(もちろん対策は万全)、思わずニヤリとしてしまった。全体としては7割くらいできたのではないかという感触だった。三次試験の合格通知を手にした今、つくづく思うことは、やはり的を得た対策が非常に重要だということである。

三次のように試験範囲が広く、短い時間でカバーしなければならない場合には特に。大海原を航海するには正しい方向を示す羅針盤が必要であるのと同じように、試験勉強にも正しい方向づけが必要なのだ。富士アカデミーの対策講座は、まさに正確な羅針盤となってくれる。あとはその方向に向かって全力投球すれば良いのだ。そうすれば必ず良い結果に結びつくと思う。

最後にご指導くださった先生に感謝するとともに、今後試験に臨まれる皆さんのご健闘をお祈りします。


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