私は、42歳で外資系企業に勤める会社員です。仕事も忙しい中、何とか英語の資格を取ってリストラされないように頑張ろうと考えて、勉強をしてきました。
2年間授業を受けましたが、それ以前から試験は受けていました。都合6〜8回は受けたのではないかと思います。試験会場も、関西にいた時の京都大学、同志社大学、そして東京と三個所を経験しました。外資企業に勤めており、英語を頻繁に使う部門にいてTOEICも900近くをいつも取っていたので、特別な勉強をしなくても大丈夫だろうとの考えでした。その結果が、この学校に来るまでの散々な結果となっていました。やっぱり、それなりの授業を受けて自分の弱点や試験の傾向と対策を立てて当たらないと、とても効率が悪く、よほどでなくては受からないと思います。
この2年間、授業はできるだけ出ようと努めましたが、おそらく遅刻をしなかったのは、二、三度あるか無いかぐらいだったろうと思います。それでも月に一度の模試は必ず受けて、ペースメーカー代わりにしました。
最初の1年間は授業以外何もしませんでしたが、2年目は自分の弱点を確認し(私の場合は単語力でした。)、授業以外にも、週1回の英字新聞、この学校の単語集、授業や模試で使う資料から、あやふやな単語をすべて抜き出して、単語カードを作って繰り返し覚えていきました。最終的には5000枚以上は作ったのではないかと思います。高校受験や大学受験でもそんな事はしなかったのに、結構な数をこなしたと思います。それによって、訳や英作文がより正確になっていったのだろうと推測します。その結果としての合格でした。しかし試験自体は、それほど良かったと思ってはいません。自己採点では65点程度だと思っています。紙一重の合格だったのではないかと思い返しています。それでも、毎回遅刻してきては後ろの方に座って、実際仕事が忙しくてしょっちゅう授業中眠りこけていましたが、最後まで応援して戴いた知念先生には本当に感謝しています。ありがとうございました。
1次の自信が無かったので、十分な準備はできませんでしたが、できるだけ2次対策には出席しました。毎回毎回、インタビュー形式で実践的トレーニングを積んだのは非常に良かったと思います。実のところ、他の学校のセミナーにも参加しましたが、富士のほうが間違いなく良かったと思っています。小人数で、毎回個人毎の反省点などに付いて突っ込んだ検討をする事ができて良かったと思っています。狭いクラスが良い効果を生んでいたのではないかと思います。他の人がインタビューを受けているときも自分だったらどう答えるか、常に意識して授業を受けていました。ただ、日本的文化事象については、別途自分で勉強する必要がありました。それさえ自分で行う事ができれば、私の場合はここに通うだけで合格点に到達できたと思います。
年表や地図を部屋の壁に張って、結構必死で勉強しました。3次試験の前だけは、通常朝の通勤電車の中で読む日経もやめて参考書を読んで勉強しました。しかし、日本で育った方なら短期の勉強で十分対応可能な試験だったというのが実感でした。
以上ですが、これから勉強される方に少しでもお役に立てば幸いです。
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