私はもともと英語が好きで、学生時代から外国の友人と都内をあちこちまわったりしていました。その際、いろいろな質問を受けましたが、総合的に、そしてその人の興味に合うような解答ができず、もどかしい思いをしていました。
学生時代に、通訳ガイドという資格があることを知っておりましたが、勉強するには至らず、今から思うと惜しい気がします。社会人になってから英検1級を取り、なぜか自信がわいた私(?)は、以前から興味をもっていたガイドの勉強を始めようと決心しました。社会人で時間もなく、試験の勉強も何をしたら良いかわからなかったので、学校に行って勉強をしようと思っていました。
富士は親しみやすく、何でも聞ける雰囲気でしたので、つらい一次試験の勉強も何とか続けられたような気がします。ガイドの勉強は英語だけではなく、日本に関する知識が必要とされ、自分には厳しい試験だったと思います。足らない知識(歴史や時事関係)を埋め合わせできたのも学校に行っていたおかげといえると思います。
( 英語 )
社会人で時間がなかったので、小テスト、模擬試験は通勤バッグ入れて、朝・夕繰り返し読んでいました。プリントなので重くなく、内容も様々で大変ためになりました。一度読んだものも何度も繰り返して持ち歩きをして読んでいました。単語テストは90点以上を目指し、(取れないことも多いですが)文房具がもらえることを励みに頑張りました。単熟語集・時事単語集は、カードの単語帳にまとめ、やはりバッグやポケットに持ち歩いていました。精読用英文はノートに貼り付け、右側に訳文を書いていきました。先生が言っている訳とちがったら、赤で書いていったりしました。時事の単語は何をしていいかわからない私にとって、まとめて覚えられるいいものだったので、朝起きて1ページか2ページを下敷きで隠しながら書いてみました。
( 社会科 )
社会はとても苦手だったので、とりあえず地理、日本史、一般常識、それぞれ1つにしぼって勉強をしました。地理は、白地図をコピーして通勤などで覚えました。覚えられないところは線をひいて次の時に覚えるようにしました。模擬試験、過去問でまちがえたところはノートにまとめ、模擬試験の解説は他の資料を見る必要がないほど詳しく書いてあったので、持ち歩いて何度も読んだりしていました。まとめて勉強時間がとれなかったので、英語同様やはりプリントを持ち歩いて覚えるようにしていました。
2次対策は、1次の発表の後、毎日授業が行われていたので、平日は夜、土日は全日参加しました。
やはり用意がないとすぐに聞かれたことに答えられないので、自分なりに早い段階からいろいろ考えたり、調べたりすることが必要だと思います。私はそこのあたりが遅かったので、始めの頃は聞かれてもつかえながら答えたり、自信なさそうに答えたりといった感じでした。
実際の試験では、厳しいフォローアップクエスチョンが飛んでくるので、うまく答えていくにはやはり準備が必要だと思います。テキストにはサンプルの回答がのっていますが、自分なりの解答の方がすんなり頭に入りやすく、表現や知識で参考にするところは覚えてみたりしました。
授業で知識をまとめた後、1人1人インタビューテストをしていましたが、そこで恥ずかしい思いをしたり、緊張を味わったことで、実際のテストでどもったりなどということがなく、いつもどおりスピーチできてよかったと思います。先生によっては恐い雰囲気を作ってくれ、実際の試験はなごやかだったので、気が楽でした。
社会人で時間がなく、十分な自信で試験を受けたわけではありませんが・・・。
(1)勉強は時間ではなく、工夫次第でなんとでもなります。プリントはいつも持ち歩いていました。単語などはカードでまとめ、トイレなどにも持ってきました。平均勉強時間は1〜2時間/日くらいでした。
(2)時事単語は毎日チェックしていました。インターネットなり新聞などで話題の単語をチェックするのも大切。
(3)2次は、日本文化を紹介するような本がたくさんあるので、それを読んでいました。頭に入りやすそうな比較的平易なものです。自分には難しい単語を使って説明は無理かなと思っていたので、1冊簡単なものをずっと読んでいました。
(4)授業で答えられなかったものは、ノートにまとめていました。
(5)日本史は苦手でしたので、一問一答を使って復習していました。時間がなかったので、これは途中で終わってしまいました。時事は大学生用のうすい問題集を買って覚えました。
(1)何でも聞きやすい。(2)作文の添削をしてくれる。(3)教材がプリントでしたので、1レッスンずつ持ち歩け便利だった。(4)2次の対策レッスンがたくさん通える。(5)様々な先生のアクセントにふれられ、2次試験の不安が減った。
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