現在都内で勤務。大学は英語学科出身だが、実は独語の方が好きだったため英語はあまり熱心に勉強せず。海外は学生の頃結構行ったが英語圏の国はなし。在学中に通訳ガイド試験の存在を知り興味を持ったので、大学内の特別講座を受講したこともある。
■一次試験英語攻略法
私の場合、英語は少しずつ勉強していたので富士に入ってからは単語(時事、日本事象)を一番重点的に勉強した。今でもこの信念は変わらないが、英語に限らず外国語の勉強はまず単語ありきでまたそれが命でもあると思うので、どれだけ多くの単語を知っているかでどれだけできるかが決まると言ってもいいくらいではと思う。逆に文法などは基礎を押さえてさえいれば十分だと思う。単語は分からないうちは覚えるのが苦痛に感じることもあるかもしれないが、自分の興味のある分野から踏み込んでいけば難しくても比較的すぐに暗記できるのではと思う。
■一次試験社会科攻略法
私にとっては英語よりもむしろ社会科のほうが問題だった。特に私は高校で理系クラスだったため日本史をまったく履修していなかったので、富士の参考書にもなっていた山川の高校教科書が大変難しく感じられた。やみくもに手をつけても仕方がないと思ったので私は富士で入手した過去問を何度か繰り返しやりそれらを記憶するようにした。その際、富士作成の回答解説は大変役に立った。間違える箇所は何度も間違えるので、マーカーだらけになった。一般常識の時事問題は毎日新聞を読むのがよいと思う。
二次対策は富士のクラスに通った。日本事象に関する知識、ましてそれを英語で説明する力は当初がっかりするほど乏しかったので某学校出版の日本事象英語説明集の本を買い重要と思われる事項は暗記するようにした。今年から面接の質問形式が少し変わり、そのものの説明をずばり求められることはないとの噂だが、それでもなるべく多くの事柄について暗記しているくらいにすらすらと喋れればいざというときに心強いと思う。二次対策の先生方はそれぞれ個性や授業の進め方が違っていて変化があり良かったと思うが、私は特に終盤最もお世話になったBrown先生の模擬面接が一番役立った。フィードバックがてきぱきと的確で他の受講生の方たちの多くが少し恐れをなしていらしたようだったが、私にとっては今回の試験対策のためのみならず、広く知識や考え方を身につけることができて有意義だった。
この試験は英語、社会、面接と範囲が広範囲に渡っているが合格する決心をかため、一定期間集中して取り組めばどなたでも合格できると信じている。英語が好きで興味を持ち受験される方は多いと思うが、英語習得のみならず日本人として最低限身につけておきたい日本に関する知識も増えるので楽しんで勉強できると思う。あまり詰め込みすぎると嫌になってしまうと思うので、自分で適度にモティベーションを保ちつつ興味のある分野から取り掛かればよいと思う。
だいたいどのクラスも少人数だったので、例えば面接の練習にしても一人ひとりに時間をかけて丁寧に指導して頂けるのがよかったと思う。受講生同士も顔見知りになってくるので互いに情報交換し切磋琢磨できた。
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