結婚後に元勤務していた証券会社で派遣社員として働いていた頃、毎日単調な仕事が多くて長くは続けられないことを感じまして、何か自分の好きなことで長く続けられる仕事をしたい、と思いました。また、学生時代から英語学習が好きで、英語を使って日本にいる外国人の方をサポートするような仕事をしたいという気持ちがずっとありました。その頃一度高尾山を登りながら、外国人の方を案内したことがありまして、日本のことを説明する難しさを実感すると共に、ガイドの仕事にとても憧れました。そこで、思い切って通訳ガイドの資格取得を目指すことにしました。英語に関しては、大学時代英国に一ヶ月のホームステイをして、またESSのディベート活動をしていましたが、英語使用する実務経験は全くありませんでした。資格は大学卒業後に英検準一級を取得して、TOEIC は最高800点でした。
■一次試験英語攻略法
一昨年の本試験の際に時事単語はある程度書けたのですが、他の和訳や要約や英作文を解いている時に先生が授業で触れていたようなことなのに確実な答えを書くことができないことを痛感しました。そこで、本試験で確実な答えを書けるようにしたいと思いまして、先生がよくおっしゃるように確実に覚えて、読んで、書けることをモットーに、昨年度は以下のことに取り組みました。
(1)単熟語・時事単語集 |
全て覚えることを目標に、覚えていない箇所にマーカーペンで記して英語か日本語どちらかを隠しながら答えられるようにしました。熟語はとりあえず英語の方を見て日本語で答えることができるようにしました。(逆の作業は難しくてなかなかできなかったです。)電車に乗っている時やスポーツジムのバイクマシーンに乗っている時等細切れの時間を利用しました。 |
(2)精読用英文 |
授業前に必ず和訳をしてノートに書くようにしました。試験時は初見でかつ限られた時間内で訳を書かないといけないので、まず辞書を使わずわからない単語も推測して、なるべく早くに訳を書き、その後わからない単語を調べて訳を整えました。授業後、先生が重要構文をどのように自然に訳していたかに気をつけながら、復習をしました。 |
(3)小テスト |
試験時を想定して、特に和訳を集中して短時間で解くようにしました。英作文は日本的表現をいかに大意を取って簡単な英語で表現することを心がけました。また、復習では和訳問題の下線部はいつも重要構文が含まれているので、時間が無い時はここだけでも見直すようにしました。 |
(4)模擬試験 |
時間配分の訓練と、自分に合った、問題を解く順番を見出すことを重視しました。 |
(5)その他 |
主にジャパン・タイムズの記事を読むようにして、英文を読むことに慣れておくようにしました。 |
■一次試験社会科攻略法
地理・歴史は、何十年前になりますが、中学受験と大学受験勉強時に覚えていた記憶がとても役立ちました。しかし、やはり忘れていることも多かったので、社会科テキスト、白地図帳の内容を押さえながら、日本史に関しては教科書の山川出版の問題集(一問一答用語問題集等)を併用しました。一般常識は、社会科テキストの内容を覚えると共に、主に新聞やNHKテレビのニュースや特集番組を意識して見るようにしました。
・私は英語で話すことが苦手で、どうにか克服したいと思って3年前位から二次対策の授業を継続して受けてきました。二次対策の授業では、まず時事問題として、事前に配布される朝日の英字新聞の社説がトピックなので、内容を理解して自分の意見をある程度持って出席するようにしました。内容を理解するには、新聞記事と近年毎年発行される文芸春秋社の「日本の論点」が役立ちました。授業ではトピックに関する質問や模擬面接を通して、いかに明瞭簡潔に答えるか訓練することができました。復習は、自分や他の方々に模擬面接で出された質問にどう答えるか練習するようにしました。確かに二次対策の授業は私にとってきつかったですが、二次面接にとても役立ちました。また、明瞭簡潔な話し方の訓練は一次試験の英作文をいかに簡単な英語でわかりやすく書くかの練習につながりまして、模擬面接で聞かれる日本事象問題の答え方は一次試験の日本事象英作文問題に役立ちました。そのため、一次と二次の授業を両方受講することをお勧めします。
・二次対策のテキストの問題に普段から自分なりにどう答えるか簡単にポイントをまとめておいて、実際に英語で話すようにするといいと思います。私はなかなかこのことができていなかったので、自分の反省からなのですが。テキストの問題はとても幅広いですし、また実際の面接で私は関連問題を聞かれました。
・自宅で英語を聞き、話す練習として、毎日NHKラジオの夜11時からの英語ニュース、ビジネス英語、徹底トレーニング英会話をテープに録音して、翌日朝と夕方に家事をしながら聞いてシャドウイングできる所はするようにして英語を話すようにしました。また、NHKの夜7時のニュースは英語で聞くようにしました。
私は富士通訳ガイドアカデミーが信濃町にあった頃にも一年通っていますので、6年かかって英語力を伸ばすことができて、合格することができました。知念先生がおっしゃる通り、地道に継続して何度も練習しながら勉強することの大切さを実感しています。また、ガイドになろう、なりたいという気持ちをもって勉強を続けると必ず道は開かれると思いますので、決してあきらめないでがんばって下さい。
・優れた教材 |
単熟語集、時事単語集はニュースや新聞記事で頻繁に使用される言葉が網羅されています。また、精読用英文、小テストは最新の時事を扱っていて、重要な文法や単語を多く含みとても読み応えがあると思います。 |
・素晴らしい先生方 |
知念先生初め、一次、二次対策の全ての先生方はとても丁寧にかつ的確にご教授下さりかつ生徒のモチベーションを高めて下さります。 |
・クラスの仲間のつながり |
クラスには資格取得の志を共にして、年齢を越えた親しみやすい雰囲気がいつもあります。私もいつもクラスの皆様に励ましていただきました。 |
|