通訳ガイド当校合格者萩原 学さん
2007年4月開講受講生
2007年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

私は海外旅行を専門とする旅行会社で働いており、今まで約50カ国訪問いたしました。海外の自然、文化、芸術などに触れる機会にも恵まれ、生業としながらも、多くの感動や刺激、人生を豊かにするものをたくさんもらってきたような気がします。また、海外にいるからこそ、日本の素晴らしさを感じることも少なくありませんでした。しかしながら、自分が生まれた日本について、改めて振り返ると、意外と知らないことも多く、ましてやそれを外国の方たちに伝えることなどはできないと感じました。仕事柄、外国人と話す機会もあり、業務に関わることなら、コミュニケーションをとることはできても、いざ、日本の文化や習慣を伝えることは、言葉以前に、自分自身がその知識を身につけていなければなりません。通訳ガイドを目指したのも、自分が海外で得た知識や感動を、いつか海外の方に、恩返しのつもりで、自分が生まれた国、日本を伝えていきたいと思ったのが理由です。

1.1次試験英語対策

基本は富士アカデミーでの授業に出席するということです。働きながら勉強するのは難しさもありましたが、できるだけ授業を受け、毎日わずかな時間でも予習、復習を行うようにしました。授業では単熟語、精読用英文、小テストを中心に行われますが、実際に取り扱われる精読用英文はTIMEやエコノミストなどからの出典で、実際の試験より、難しい内容と思われます。しかし、構文のかかり方や訳し方の順番をわかりやすく教えてくれますので、次第にどんな内容の題材でも、訳し方のコツを身につけることができました。特に岩渕先生の授業は、英訳をしている中で、途中で話題が膨らみ、過去の出題傾向から応用の利く表現方法、ボキャブラリーなど、為になる情報が散りばめられており、自然とインプットされていくような授業です。英作文については授業でも小テストにて、取り組みますが、どちらかといえば、家で教材である「2次試験対策テキスト」の各質問に対して自分の考えや答えを作文していくという学習を繰り返しました。試験が近づいてくると、過去問題や富士での模擬試験を集中的に解くようにし、単語は日本文化用語を中心に勉強したところ、実際の試験でも富士の直前対策プリントから多く出題され、助かりました。

2.1次試験社会科対策

私の場合は総合旅行取扱主任者という資格を有していた為、地理は免除でした。また、もともと社会科は得意であった為、特に変わった学習はしません。教材である山川出版の歴史教科書とテキストの一般常識を何度も読んで覚えただけです。特に歴史は授業でのアドバイスや過去の問題を解いていくうちに、ポイントとなる時代や文化などが見えてくるはずです。一般常識はテキストに記されたデータを覚えるとともに、新聞は必ず読んだ方が良いでしょう。その年に開催が決まっている国際会議や過去の開催都市などの時事問題に役立ちます。

3.2次試験対策

まさか、1次試験で合格できると思っていなかったので、11月中旬に合格通知を受け取った時には、喜びよりも2次試験まで、あと2週間という、焦りの気持ちでいっぱいでした。今回は、1度、面接試験を体験し、翌年度に照準を合わせて、勉強していけばいいかというつもりでいましたが、先生からはそのような姿勢では受からないという、叱咤?激励?をもらい、やれることだけはやって、試験に臨もうと気持ちを切り替えました。

富士アカデミーの2次試験対策の集中講座にできるだけ、出席し、個人レッスンもありましたが、私の場合はグループレッスンだけで勉強しています。そこでは、他の受講者の受答えや表現などを参考にすることができ、また、いろいろなタイプの先生からの指導が受けられたので、非常に役立ちました。質問に対する受答えの中で、コンテンツも大切ですが、特に“アイコンタクト”、“ジェスチュア”、“スマイル”という姿勢が大事であるということを、何度も刷り込まれた気がします。

家では、2次試験対策の日本の文化、風習などに関わる質問に集中的に取り組み、回答は声に出す練習を繰り返しました。「日本ではどこに行くことを勧めるか?」「歴史上、重要な人物は?」という質問を想定して、奈良と聖徳太子をセットにして回答例も用意したのですが、当日の試験では、ヤマがはずれ、「大阪ならどこに行くべきか?」という質問が来てしまいました。(笑)でも、自分が自信をもって回答できるものを準備しておくことは、短期決戦には必要かもしれません。

4.これから受験される方へのアドバイス

私の場合は、教材はあれこれと浮気せず、富士アカデミーで使用した教材だけを使用して勉強しました。英語は特に1日、5分でも英単語1語でもいいから、触れる習慣をつけ、できるだけ授業にもマメに出席したことが、英語と向き合う力を向上させ、今まで長い英文を見ると目をそらしていたのが、A4サイズ1枚くらいの英文ならば、訳してみることが苦痛でなくなり、むしろ訳することが自然な行為に変わっていきました。また、学生時代の受験勉強ではありませんから、気持ちにゆとりをもって、楽しみながら勉強を継続させるということも必要かもしれません。例えば、社会と英語を同時に学ぶ為に、はとバスなどの英語ツアーに参加したり、英語の観光案内を読んでみるのも良いと思います。

5.富士のよかったところ

(1)試験に受かって欲しいという先生たちの熱意が伝わってきます。
(2)振り替えが簡単で便利。何よりコストパフォーマンスがいいです。
(3)先生や事務の方々も親切です。