通訳ガイド当校合格者井上 淳さん
2006年11月開講受講生
2007年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

私は浅草にて、個人人力車〔屋号「涼松」(りょうまつ)〕を営んでおり、しばしば外国人の利用客があることから、「もっと素晴らしいガイドができたらなぁ。」とは以前から感じてはいました。浅草には多くの外国人団体旅行者が通訳ガイドさんに導かれ、観光を楽しむ機会が増えております。たまたま親しくなった、あるガイドさんにこの資格のことを教えてもらい、その方の推薦された富士アカデミーに入学することになったのでした。英語は大学入試以来、まともに勉強をしていなかったので、富士アカデミー入学時、単語帳を開くと、知らない単語だらけ!結局合格に至るまでに四年程費やした訳ですが、今から思うと、当時の自分の英語レベルは英検にすると2級レベルぐらいであったと思います。

1.1次試験英語対策

英語は総合的な力がつかないと、なかなか得点に結びつきません。模試でも本試験でも、自分に何が足らないか、自分の弱点は何か、これらを分析し、分野別に項目にまとめ、補強する為に必要な勉強をコツコツとこなしました。授業の課題英文も、初めの頃は一回分の宿題に約1時間半程かかったと思います。しかし慣れてくると訳し方にもある一定の決まり事や法則のようなものが見えてくるはずです。時事単語については、どこまで勉強すればよいのか?これは私にとって悩みの種でした。結局のところ、外国人に日本文化事象の全てを案内できるかどうかを考えれば、必然的にどこまで覚えるべきかわかってくると思います。英作については、私は授業終了後、どんな些細な事でも、とりあえず先生方に質問しました。また英検1級コースの小論文の訓練も実力をつけていくのに役立ったと思います。総合的な英語の実力を着実に伸ばしたいとお考えの方には英検コースを受講されることをお勧めします。

2.1次試験社会科対策

歴史:まず山川日本史教科書を通読する。市販の薄い参考書などを一冊だけ使って、基本の流れをしっかり頭に入れる。あとは、過去問、問題集、学校のテキストなどを解きつつ、知識の枝葉を徐々に増やしていくこと。地理:富士の教材をしっかりマスターすること。山中先生に聞けば傾向と対策に関してよい情報をアドバイスがいただけるかも…!?お楽しみに!白地図を利用して勉強する時は、国立・国定公園以外にも歴史に関する事柄などいろんな情報を書きこめば、知識の点と点が結びつき、実用的な勉強ができる。一般常識:本試験では、「これって一般の常識ではないか」と思うような難問も含まれているが、御心配なく。約7割の正解率の実力がコンスタントに出せれば問題ありません。普段読む新聞を少し意識を変えて読むのも、いいと思います。例えば「自分はガイドで、外国人に日本事象を伝える際役立つデータや必要な知識となりえるものは、どこに載っているか?」など。

3.2次試験対策

2次対策セミナーはかなり充実しています。私に関しては、一次試験合格までは一次対策の勉強しかしていなかったので、いざ2次対策を始めた時に気づいたことは、最低でも「3ヶ月間ぐらい必要だ!」ということでした。しかし、実際には2次本番まで約2週間しかなく、かなり精神的にもスケジュール的にも、無理がありました。よく考えてみると、この通訳案内士の試験の目的は通訳ができる力があるレベルに到達しているかを見るものです。すべての勉強の始まりから2次対策を意識して、同時並行で勉強を進めていくことが賢明だと思われます。また本番では、突飛な質問も含まれます。面接官はあまたの適切な判断力と努力を見ているのだと思います。そして、彼らは面接時に「あなたのこと」を知りたいのではなく、「あなたを通じて日本のこと」を知ることができるのかを試していたように、私には感じられました。

4.これから受験される方へのアドバイス

合格までの道のりは人により様々だと思いますが、難しい試験であるのは間違いないです。私自身、勉強すればする程、「如何に自分の知識が足らない、もしくは曖昧である」ことに気づき、そのうちに「自分は自分で考えていた以上にバカかもしれない」と思いました。しかし、そこで「だからこそ克服してやるゾ」と己を奮い立たせたものでした。そして、「自尊心など、犬に食われろっ」と開き直り、黙々と勉強を続け気がつけば、合格していました。誰にでも、何度かは自信がぐらつく時が来るでしょう。しかし、背伸びをしてカッコをつけるのではなく、1日々々少しずつ大きくなっていく自分自身を大事に、大事にして下さい。

5.富士のよかったところ

私は、入学前に、他の通訳ガイドの学校も調べてはいました。他の学校と比べると富士は寺子屋のようだという評判を耳にしていました。そして最大手ではないからこそ「みんなで、がんばっていこう」という気持ちが学校に存在すると推測し、入学を決めました。入学してみると、その通り!知念先生は、実力が人によって様々である生徒達に対し、焦らせることもなくじっくりと付き合ってくれました。また個人的に、先生とは勉強以外のことも、よく話しの相手となっていただき、そうした人間関係を築くということは、私にとって非常に安心をもたらしてくれました。岩渕先生は、私にとって兄貴的存在であり、私のどんな質問にも納得がいくまで丁寧に応じていただきました。私の個人的な弱点を補強するのに助けとなったので、岩渕先生の助言によるところが大きいです。山中先生の授業は、テンポ・リズムを意識した、舞台劇のような芸術性があり、より高いレベルを目指す人には最適なものであること間違いなし!この富士通訳ガイドアカデミーは、生徒をおおらかに受け入れてくれます。そして実力を伸ばしたいという気持ちをしっかり受けとめ、様々な努力をもって生徒の期待にこたえてくれる学校です。