通訳ガイド当校合格者大寺 俊美さん
2006年12月開講大阪校受講生
2007年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

このたび富士通訳ガイドアカデミーのお陰でガイド試験に合格することが出来ました。有難うございます。大学で英語を専攻しました。日本のメーカーの海外事業部勤務、その後外資系企業で役員秘書を務めました。英検1級は大学卒業の翌年に取得しました。振り返れば、ボチボチですがずっと英語を勉強してきたと思います。通訳検定2級、TOEIC、TOFLE等色々な試験を受けました。2000年に会社は退職しました。現在はスポットで翻訳と通訳をしています。これまでガイド試験にも興味はありましたが、非常に難しいと感じていましたのでなかなか挑戦できませんでした。おととしの暮れ、友人から「今は英検1級を持っていると、英語試験が免除されるのでチャンスです。それにいい学校を見つけました。」と誘いがあり、富士通訳ガイドアカデミーでガイド試験に挑戦することにしました。

1.1次試験社会対策

テキストは大変要領よくまとめられていると思います。授業内容も非常に密度が濃く復習が大切だと実感しました。普段はそれ程仕事があるわけではないのですが、試験勉強を頑張ろうとすると何故か仕事も入ってきました。3月から7月まで、平日は毎日仕事に出なければならなくなり、泣きそうな感じでした。しかし、学生の頃のように単語カードに覚えるべきことを書き出し、仕事中にも手に持って暇があるときに見るようにしました。覚えることは、授業で配布されたまとめに「最重要」「重要」と印して下さっていたものに絞りました。時間に余裕のある人は、色々雑学的に知識を増やされることが良いと思いますが、試験まで時間が限られているという場合、やはり富士のテキストと授業は重宝すると思います。とにかく、配布された資料内容を最低限覚えることだと思います。それから、白地図に覚えるべき地名、特色などを書き込み、普段から見るようにしました。 また、過去問題は大いに参考になりました。実際に解いてみて、どれくらい出来るかチェックしながら、知らなかったことは覚える、という作業を繰り返しました。

2.2次試験対策

とにかく真面目に授業に参加して、復習すること、そして自分で実際に英語を口に出してみることが大切だと思います。一次試験の出来が悪かったので、おそらく合格は無理だろうと思っていたのですが、既に授業料を払っていたので、とりあえず二次試験対策のクラスに出席しました。授業は大変役に立ちました。日本の習慣について何故そうなのか?普段何気なくしている行動の理由を尋ねられても、知らないことがたくさんありました。ブラウン先生の説明に何度も感心、感激しました。初めて聞く内容もたくさんあり、日本人でありながらいかに日本のことを知らないかを再認識しました。試験までにテキスト全てに目を通し、過去問や傾向をチェックしました。試験では、温泉についての質問を受けました。まさに授業での想定問答の通りでした。ブラウン先生の模範解答を思い出し、結構答えられたと思います。

3.これから受験される方へのアドバイス

とにかく諦めないことだと思います。ともすれば勉強量の多さに気持ちがひるんでしまいそうになりました。知念先生はいつも「試験は、合格した後ガイドとして実際のお仕事をするためのものですから、色々と知識を増やすことが大切です。」と仰っていました。その通りだと納得し、ただ試験に合格すればよいというものではなく、先々のことを考えて知識を増やすことを楽しみにしようと心がけました。また知念先生も、ブラウン先生も仰ってましたが、「ガイド」になろうという意欲、海外からのお客様をおもてなししようという意気込みが大切だと思います。お客様を相手に、日本人の代表として恥ずかしくないように、そのために知識を習得するのだ、という姿勢が合格に必ずつながると思います。試験の合格はあくまでも、ガイド業のスタート地点に立つことであり、実際のガイドの勉強と修行はこれから始まるのだと思っています。

4.富士のよかったところ

なんと言ってもリーズナブルな授業料が魅力です。また、大阪校での授業は月1回だけ、一次試験までは合計6回でしたが、非常に効率が良かったと思います。回数は少ないのですが、授業とテキストの内容が充実しているので要領よく勉強できたと思います。必要最低限のことがまとめられているので、時間が限られている場合、とにかくそれだけは覚えるということに集中できました。通信教育だと、自分との戦いになりますが、授業に出れば先生から直接お話を聞くことができますし、他の生徒の方々を見て刺激にもなるので良かったです。そして何よりも知念先生とブラウン先生のご親切で熱心かつ適切なご指導が魅力だと思います。