通訳ガイド当校合格者樋口 清喜さん
2008年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

私は会社勤め約40年のうち海外勤務が10年以上で、日本勤務の時代も海外担当が長く、長年英語を使って仕事をして来ました。退職前後のあわただしい日々の中でこれから毎日が日曜日ではそのうち本人も配偶者との関係もおかしくなるとは友人たちから散々聞かされていたことでしたのでなにかすぐに勉強あるいは社会貢献のまねごとでもしたいと思いました。そこでまず英語のブラッシュアップから始めようと考えたわけです。いろいろネットで調べるうちに会社で親しくしていた先輩の名前を富士アカデミーのホームページ「合格者は語る」で発見し、その先輩にじかに通訳ガイドの仕事と富士の様子を聞いた上でなかなか面白そう思い、退社後すぐに4月から週2回富士にお世話になりました。特に最初の半年は週2日朝から晩まで富士アカデミーにお世話になり、先生方、学友に恵まれ生活に張りができ感謝しています。その後予想よりも少し余分に時間がかかりましたが、幸い合格!通訳ガイドの入口に立ちこれからも富士アカデミー及びそこでの学友のみなさんとの関係をキープしながら研鑽を積み楽しくやっていきたいと念願しています。

1.1次試験英語対策

午前中は知念先生の1次対策の授業午後はDavid Grassberger 先生、O’hara先生の2次対策を受講しました。かなりまじめに予習復習をし、ブラッシュ・アップに努めました。この前後の英語の試験成績は英検1級1次合格(1回目で)、英検2次不合格(1回目) 、ガイド試験1次英語不合格、英検1級2次合格(2回目で)、この間TOEICも2回受け、2回目には930点で英語のブラッシュアップは一応終了と自己判断しました。ガイド試験1次の英語は英単語が特に難しくこの面の弱点を痛感したのですが、また英作文の採点はかなり採点者の判断に左右され、確実な点数とりは易しくないと判断し、英検1級取得のほうに重点を置くこととし、幸い合格しました。富士アカデミーの授業は教材が多岐にわたっており、また英作文、リスニングもあり、知念先生のもと熱心な学友の皆さんに刺激を受けました。

2.1次試験社会科対策

1次試験社会科は2回受けました。1回目(2006年)は各科目とも問題なく合格、2回目(2008年)は地理、一般常識は問題なかったものの、日本史はひやっとしました。すれすれの成績ではなかったかと思います。富士アカデミーの社会科の授業、教材、模擬試験いずれも大変有益でした。地理、一般常識は日ごろから新聞雑誌をよく読み、地図で確認するという習慣をつけておけば合格点には余裕で到達できると思います。私は2次試験教材に使われた新聞記事のトピックスについて出来るだけ情報を整理し、教室で学友のみなさんと楽しく議論できるよう準備しました。これは一方で社会科の受験対策にもなったと思います。日本史はやはり受験のための特別な勉強が必要です。私は山川の日本史教科書のほか帝国書院の「地図で訪ねる歴史の舞台」、学研の「日本史まんが年表」を活用、重要な年代は大昔の大学受験のころのようにごろ合わせで覚えました。

3.2次試験対策

前述のごとく2006年は週2回、2次対策の授業を受けました。2006年は1次で不合格ゆえ2次は受験できず。2007年は4月から11月まで富士の2次コース(週1回)受講。満を持して(のつもり)2次の面接を受けました・・・が不合格、面接官との会話はにこやかかつスムーズであったと自己判断していたのでガッカリ、反省点は体調管理不十分で風邪がかなりひどくゼーゼー言っていたこと。Where are you from?の返事に、今住んでいるのは千葉県船橋市だが、生まれたのは兵庫県豊岡市、ここはコウノトリで有名、コウノトリは幸福を呼ぶ鳥、放鳥のために豊岡を訪問された秋篠宮夫妻に男児誕生など、少し余計に言いすぎたかも。不合格とはこの出身地の説明の他にも試験官から見て話が一人よがりであったのであろうと解釈しました。
その後2008年はしばらく富士へは足が遠くなりました。英語関係は2007年から続けている中学校の英語講師。NHK、英語ニュース、VOA、FT、NY Times、Nikkei Weekly、映画、ビデオ など極力視聴、閲読。全般的な英語力が落ちないよう努めました。直前の受験対策として富士アカデミーの模擬面接を5回受けました。毎回別の先生でした。面接官にはいろいろな人がいて相性もあり運不運のあること昨年の経験からもわかっていましたので、色々な先生の模擬面接を受けたのは大変役立ったと思います。

4.これから受験される方へのアドバイス

ガイド試験に取り組み始めて3年弱。当初思ったより時間がかかりました。ガイド試験は単なる英語の試験ではないのでやはりガイドに要求される要件を満たすべく、しっかり勉強しないといけないというのが当たり前ですが総括的な感想です。英語で日本のことを説明するという能力が試されるわけですから教材としては富士アカデミーで使われるものをしっかり予習復習し確実にものにすることのほか、ネットで見ることのできるNHKの英語放送、日経の「英語で知ろうビジネスの世界」の視聴をお勧めします。日経の方は英文Nikkei Weeklyをあわせて読むとよいと思います。どちらも英語と時事問題を同時に学べる貴重な教材です。私はこれからも視聴、購読を続ける予定です。Time、Business Weekなどの英文紙誌の購読のもちろん良いですが、日本のことを話すにはNHK、日経がお勧めです。私は1次で一度、2次で一度不合格になっていますが、結果的にはいろいろ勉強できて良かったと前向きにPositiveに解釈しています。特に面接試験は面接官による運不運が付きまといますので、少々の失敗にはあまりガッカリせず、粘って頂きたいと思います。それと中弛みを防ぐためと試験慣れするために模擬試験、英検、TOEICなど色々な試験をどんどん受けることをお勧めします。

5.富士のよかったところ

私は富士アカデミーに通いだして最初はかなり熱心でしたが途中中だるみになった時期もあり、模範的な受講生だったとは言えません。ただ富士アカデミーは落第生、劣等生?も顔を出しやすい雰囲気があり随分救われました。 知念先生始め先生方の熱意ある継続的なサポートと受講生仲間の温かい雰囲気は他では得られないものと確信します。