通訳ガイド当校合格者岩楯 裕見子さん
2008年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

もともと語学は好きでしたが、子育てに終われラジオ講座を聞く程度で特別な事はしていませんでした。ある時、娘の高校の父母会の席で、あるお母さんが一念発起して3年間かけ英検2級に合格したのを涙ながらに語っているのに触発され、忘れていた英語への思いが一気に爆発しました。英会話教室、アルクの準1級講座で勉強し、2002年に準1級に合格しましたが、その後母の介護で中断、2008年になり再び時間に余裕が出来た頃、ラジオ講座のテキストで富士アカデミーを知りました。 早速学校を見学して、受付の雰囲気・授業内容が良かったので、迷わずその場で入学を決めました。
その時はただ英語を思い切り学びたいという気持ちだけでした。5月の連休明けの頃、ガイド試験の案内が教室に貼られ、社会科は何もやっていなかった私にとって、無理とは思いつつも大きな目標を持つことによって自分の英語力を高めたいと思い、この時無謀極まりない挑戦が始まったのです。

1.1次試験英語対策

単語・多読・精読を基本に学習を進めました。特に時事単語を覚えることに夢中になり、チラシの裏面を利用して、毎日のようにスペルの練習をしながら楽しんで覚え、授業で範囲になっている25個の単語も12月生の分も覚えるように心掛けました。覚えては忘れ、覚えては忘れの繰り返しにもめげず、地道な努力を続ける一方、インターネットを利用して出来るだけ多くの英文テキストに慣れ、(asahi.comが無料ですし、今も利用しています)精読用英文はノートに自分なりの訳を書き授業に臨みました。知念先生の格調高い訳に毎回感動しながら、いかに日本語力も大切かを思い知り一歩でも近づきたい一心で精読英文に取り組みました。私が最も苦手な作文は、最初は手がつけられず、途方に暮れていましたが、添削を受けるうちに少しずつ書けるようになり、時事単語を覚えることによって更に書けるようになってきました。(肝心な単語がわからないと手も足も出ませんから)とにかくやる事が多すぎてidiomの方は残念ながら手が回らない状態で1次試験を迎えることになりました。

2.1次試験社会科対策

地理はまずテレビ・雑誌で何が話題になるとその場所を地図で常に確認をし、国立公園・世界遺産を中心に、社会科テキスト・講習会で配布されたもので学習しました。最近は温泉に関した出題があるので、数年前からよく温泉に行っていたのが役立ったように思います。
日本史・・これが頭を悩ますタネでした。高校で勉強をしていなかったので、全くゼロからのスタートでした。クラスメートに教えて頂いた、まんが「日本の歴史」3冊を数回読み、古代から現代までの流れをつかみ、その後山川のテキスト・NHK教育テレビ高校講座の「日本史」やそれまでほとんど見たことのなかった「その時歴史が動いた」等の映像の助けも借り、総動員で4ヶ月間で必死に勉強しました。
一般常識・・・これが一番こわい存在で何をやっていいかわからず、とりあえず講習会で配布された資料をよく覚え、日々世の中の出来事に関心を持つ一方、過去問を解くことによってそこから覚えるように心掛けました。一般常識はその人の生き方が問われてるように思われます。3教科とも、社会科テキストと過去問題をしっかり学習すれば恐れる事はないように思います。

3.2次試験対策

正直なところ、1次試験の結果が出るまでほとんど2次対策をしていませんでしたので、大慌てで直前2週間2次対策クラスに申し込みました。そこで実際の2次試験はどのような形式で行われるのか、又どのような質問が予想されるのか実戦形式で予行練習をしながら、家ではひたすら2次対策テキストを読み、日本の文化・事象を20~30秒程度でまとめる練習をしました。最初の1週間はまさに頭がパンク状態で今回の面接は見送ろうかと思いましたが、家族に「記念受験してくればいいじゃないか、面接は誰にでも経験できる物じゃないのだから与えられたチャンスを楽しんでくるだけでも意義がある」と背中を押され、ネイティブの先生方の的確なアドバイス・クラスメイトの励ましに支えられ、面接に励みました。面接では政治に関する答えにくい質問もありましたが、諦めずに私の方から逆に会話に持ち込むことが出来て、夢中で会話してるうちに終了し、ほんの2~3分のようにしか感じていなかったので、思わずエッ?finished?と聞き返してしまったほどです。

4.これから受験される方へのアドバイス

合格祝賀会で山中先生が「合格するには2つしかない。1.絶対に諦めない。2.地道な努力を続けること」この2つだけだと仰いました。思えばピアノの仕事で舞台等で活動していた頃、この2つは必要不可欠で特に2つの地道な努力なしでは務まりませんでしたので、毎日の練習が身体に染み付いていたのが良かったのだと思います。時事単語集を目にして以来、この染み付いていたものが目を覚まし、喜びを持って覚えました。よく人から、あの無数にある音符をどうやって覚えて演奏するのかと聞かれることがあるのですが、練習を重ねて頭ではなく身体で覚えるのです。やっと覚えたのに1~2週間練習を怠るともう忘れてしまいます。ですから英語も同じで特に単語は忘れる前に又入れる・・・それは英文を多読することである程度できるような気がします。5ヶ月間という短期間で1次試験を突破できたのは、日頃新聞を読んだり(朝日ウィークリー購読8年)英会話教室で知り合った仲間と月1回新聞記事の精読をしていたのも役立ったように思います。 授業の予習をきちんとやり復習が分からなかったところを自分のものにするまで時間をかけるのが重要で休まず出席すること。自分への反省を含めて早い時期から2次対策の授業を受けることをお薦めします。

5.富士のよかったところ

(1)授業の内容が濃いこと。精読用英文も小テストも日本文化や現在のホットな話題に関するものが多く、色々な表現が学べ、知る喜びを学べ満足させてくれること。
(2)知念先生の授業が丁寧でわかりやすく、特に社会科の講演会は実践に即しているので合格への近道。
(3)振替が自由で、どうしても出席できない時はCD・DVDを借りることができるので万全。
(4)2次対策のネイティブの先生方も個性豊かで、色々な先生方から様々な角度で学べることが魅力。
(5)とにかく授業料にしても何にしても良心的。