通訳ガイド当校合格者宗像 奈名子さん
2008年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

幼少の頃からシンガポール、ベルギー、そして大学1年間と就職して3年間フランスと、計13年間を海外で過ごしました。大学は日本の私大の英米文学科です。仏語、英語を使って金融関係、国際交流の分野で仕事をしました。出産を機に専業主婦になりました。2人の子育てに専念していましたが、下の子供が小学校に上がったころから、自分の将来について模索するようになりました。いままで、海外と日本の橋渡しをしてきたような人生だったと省みるにつけ、自分に欠けているのは、自国の知識ではないかと思うに至りました。せっかくこうして日本にいて、すきなだけ学べるのだから、子供と一緒に日本について学びなおそうと決めました。そんなとき「通訳案内士」という国家資格があることを知り、埃をかぶった自分の英語をブラッシュアップすることもできる!と興奮して富士アカデミーの戸を叩きました。

1.1次試験英語対策

ひさかたぶりの勉強です。単語、時事単語、精読用英文の和訳の3つを予習しなければなりません。週2回の授業の前までに!これは思いの他、大変なことでした。家事、2人の小学生の学校行事、学校の役員、おけいこの役員、おけいこの送迎などで手一杯の毎日の中で、いかに学習時間を捻出するか!が課題でした。最後に編み出した方策は、単語、時事単語は送迎の車の中のテープを小刻みに聞きました。イメージをつくることができれば、あとは書いて覚えます。でも実際のところ、単語テストは最後まで苦手でした。時事単語は二次対策の勉強を始めると自然に覚えました。精読用英文のコンテンツは日本事象に絡んでいて、いつも興味深く楽しく授業を受けました。先生が生徒に当てることもあるという緊張感から、和訳はかならずやっていきました。どうしても間に合わないときは、翌日に振り替えてでも、予習しました。そしてわからないときは、しつこく知念先生に質問しました。(先生、ありがとうございました)家では、時間があまりとれない分、授業でしっかり勉強することを第一に望みました。小テストは、とても実践的です。最初は難しくてとても疲れましたが、これに慣れてしまえば、しめたものです。本番の試験はやや易しく感じます。
4月生だった私にとって、9月の試験はあまりにもすぐです。最初の年は社会科3科目合格をめざし、英語は1年半かけてやろうという2年計画で取り組みました。英語は毎日毎日地道に積み重ねていくことだと思います。2年目の英語の試験の直前は、時事単語と英作文に集中しました。先生からいただいた過去の模擬試験の問題を復習したら、数字をつかった似たような問題が出て、本番はガッツポーズです。

2.1次試験社会科対策

帰国生で日本の小学校5・6年を学んでおらず、しかも大学受験で世界史を選択した私にとって、日本史と地理は大変な弱点でした。富士アカデミーの社会科授業で、日本史は高校の教科書をやることと言われ、その莫大な範囲の広さに泣きそうになりました。大学受験用の参考書の付録のCDを繰り返し車の中で聞いたり、いろんな歴史漫画に歴史小説を読み、時代の流れと歴史感をつかむ努力をしました。重要なところはノートまとめをしました。
地理は、国立公園国定公園をまとめ、インターネットでビジュアルに訴えて覚えました。富士の教材の地図はよく使いました。また、山中先生に勧められた中学受験用の問題集を直前にやりました。覚えることが多くて押しつぶされそうになっても、先生方の60点とれれば大丈夫という言葉を信じて、あきらめないことが大事だと思います。
一般常識は、市販の就職活動生向けの参考書を1冊読み、新聞、テレビをなるべく毎日チェックしました。

3.2次試験対策

皆様の言うように、最初から2次対策の授業をうけたほうがよいということに同感です。
私は当初、週2回の精読用英文の授業にでるだけで精いっぱいでした。2次対策の授業を初めて受けたのは、9月の一次試験の終わった後でした。全員を対象に1か月間、精読用が2次対策のネイティブの先生の授業に代わるのです。この時に2次試験の厳しさを認識しました。すなわち、通訳ガイドがそうであるように、2次試験でも何を聞かれるかわからないということ。範囲は膨大です。また、これまで学んだことを「英語」で言えなければいけないということ。歴史を英語で学びなおさねばなりません。実際、私が2次対策の授業を始めたのは、通年コースが終わり、継続をきめたときからです。精度用英文を週1回にして、あと1回を2次対策の授業にしました。でも、お時間が許す方は、やはりもっと早くから2次対策を受けることをお勧めします。日本事象について、すこしでも多く英語のOUTPUTの機会をもったほうがいいとおもいます。
30年日本に住んでいるというPropper先生の日米比較論はとても興味深く聞きました。Tantrum先生の思いもかけない質問は、勉強になりました。ディスカッションを重視する先生もいらっしゃいました。振替え制度のおかげで、様々な個性にふれることができ、より実践的な訓練になったとおもいます。2次対策集中セミナーは、皆様が一日に2も3コマも受講されているのには、驚きました。早く申し込まないとあっという間にいっぱいになってしまいます。

4.これから受験される方へのアドバイス

時折眺めては、その高さにくじけそうになる山、そんな目標を掲げてしまったことを後悔したとき、富士アカデミーの同士の皆様に会い一緒に勉強することは、とても励みになりました。山は同じでも、上りかたは百通り。それぞれ自分に合った方法を見つければいいのではないでしょうか。
私が試験という山を登り終えてみたら、あらあら、さらに別の山がそびえたっておりました。通訳ガイドとしての山、これから少しづつ登っていかなければなりません。勉強はまだまだ続きます。お互いに頑張りましょう。

5.富士のよかったところ

(1)精度用英文
やはり、先生にあてられる!という思いがあったから、予習をやる気になったのです。そして振替えがあること。とにかく予習をして授業にでようと思うシステム、大事です。

(2)小テスト
英文読解、英文和訳、英作文、ヒアリング、単語と盛りだくさんの小テスト。これを生で受けることが大事でした。休んでしまったとき、小テストをもらって帰るのですが、なかなか家で取り組むことができませんでした。教室の緊張感がいいのですね。

(3)時事単語帳
2次対策の学習をすると、この時事単語帳がいかに役にたつかわかります。試験にもでました。

(4)教室の雰囲気
知念先生のお人柄で、いつも教室はアットホームな雰囲気でした。生徒さんにも、博識な方が多くいらっしゃって、皆様との会話をするのはとても楽しかったです。