通訳ガイド当校合格者西山 博正さん
2008年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

私は長い間(30年以上)この通訳ガイド試験を受験してきましたので、私の合格体験談はあまり参考にならないかもしれませんが、受験される方の何らかの励みになると思いましたので、筆を執ることにしました。 私が高校2年生のとき、松本亨先生のNHK「ラジオ英会話」に出会い、先生のすばらしい音楽のような発音、含蓄のある内容、そして、「Think in English」の学習方法に感銘し、また、外国語をしゃべれたらどんなにすばらしいことかと思い、英語学習を始めました。以来、42年間、毎日、欠かさず、NHKラジオ放送の英語講座の学習を続けています。
現在は、エド・スミス先生の「入門ビジネス英語」、杉田敏先生の「実践ビジネス英語」(旧「やさしいビジネス英語」)、岩村圭南先生の「英語5分間トレーニング」を聞いています。また、2008年3月末まで、長い間、毎週木曜日に放送されていた「原稿で読む世界の名作」も、半年後ごとにテキストを購入し、ほとんど毎回聞いていました。また、ラジオのドイツ講座の学習も、英語力向上のためにと考え、大学2年生のときから続けています。
なぜ、私が、テレビではなくラジオによる学習方法がより効果的かと考える理由は、例えば、ヒアリング、音読、ロールプレイなどは、目ではなく、耳を中止に学習するからだと実感しているからです。 私は、高等学校で長年、数学を教えていますが、英語を学習してきたことが、数学の論理概念の考察、さまざまな問題の作成と解法の際などに役立っています。

1.1次試験英語対策

私は、今回、「実用英語検定1級合格者」英語免除枠を利用させていただきましたので、1次試験英語攻略法を述べることができませんが、富士通訳アカデミーに1年間通い、自宅や電車の中で「通訳ガイド 必ず出る!!必須単語・熟語集」の週ごとに決められた範囲の単語・熟語を覚え、授業の初めの試験に臨んだことが、2次試験のときに役立ったと考えています。
また、知念先生の丁寧な授業と暖かい励ましの言葉は印象深く残っています。

2.1次試験社会科対策

2007年度に「日本歴史」に合格していましたので、2008年度は「日本地理」と「一般常識」の受験準備をしました。
「日本地理」につきましては、過去問題と「国内旅行 地理検定試験」(新星出版社)によって、「観光」、「自然」、「産業」の3分野の勉強をしました。「観光」では、国立公園と世界遺産、各地域の有名な神社・仏閣、「自然」では、気候・山・川、そして、「産業」では、地域別の農業、水産業、工業の有名な場所と生産品などを暗記しました。
また、写真に関連した問題をできるだけ多く解きました。「一般常識」の試験範囲は広く、漠然としていますので、どのように学習しようかと考えましたが、産業・経済と政治・文化に関する新聞の記事をよく覚えました。
そして、富士アカデミーのテキストも一通りやり、試験直前には過去問を繰り返し復習しました。

3.2次試験対策

2次試験は、11月30日16時30分から実施されました。
受験会場は、JR総武線「水道橋」駅より徒歩7分の所にある東洋学園大学で、30分程前に到着しました。受験生を時間帯別に区切って館内に入場させていましたので、しばらく寒い屋外で待っていました。16時30分から17時30分までの間に来るように通知された受験生はグループ分けをされ、大きな部屋に案内されました。その後、4~5人ずつ各受験室の前に誘導され、椅子に座って自分の順番を待ちました。このときはとても緊張しましたが、今までの準備を十分に発揮するしかないとむしろ落ち着きました。50代の男性の外人試験官と女性の日本人通訳ガイドの2人が面接官でした。
外国人の試験官の方より、私の名前と住所を聞かれ、次の2つの質問などを受けました。
"Tell me about Nara."
"What do you think of the administration of Prime Minister Taro Aso on a continued rise in import prices of crude oil?"
私は、これらの質問に対して完璧な応対はできませんでしたが、今まで、「合格による2次面接レポート」の内容や1次試験の準備で学習してきたことを、できるだけ英文で述べるように準備してきましたので、自分なりの解答ができたと思いました。
しかし、合格の確信は持てませんでした。また、2週間前と1週間前の各1回ずつ、外国人による模擬解答練習をしてきましたので、かなり場慣れができ、度胸がついた気がします。
また試験官の質問が聞き取れなかったら、必ず、"I beg your parden?"と聞き返すことが不可欠だと思いました。
究極の2次試験攻略法を見出すことは難しいですが、とにかく、過去の合格者の2次面接試験レポートを研究し、自分なり解答例を準備し、自信をもって面接に望むことだと思います。

4.これから受験される方へのアドバイス

私は、長い間この通訳ガイド試験に挑戦してきましたので、合格への良いアドバイスはないのですが、敢えて述べますと、「継続は力なり!」だと思います。
いつかは合格してやろうという、熱意と継続が大切ですが、先ず、効率の良い勉強方法を見つけなければなりません。
そのためには、富士通訳アカデミーの受験対策プログラムに従って勉学し、徹底的に自分なりの解答を準備して下さい。
また、2006年度に発表された「通訳案内士ガイドライン」の基本方針を確認して受験準備をされるのが良いと思います。

5.富士のよかったところ

(1)知念先生の人柄ときめの細かい指導法はすばらしいと思います。
(2)少人数で受験生も互いに打ち解けて、いろいろと情報交換ができ、心強い受験準備を進めていけると確信しています。
(3)場所が都心にあり、昼間仕事に就いている方も夜間クラスに通うことができることが利点であると思います。