通訳ガイド当校合格者M.Nさん
2011年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

2009年4月から2年間、富士通訳アカデミーにお世話になりました。
土曜の集中講座を受講し、週1回、午後は英語にどっぷりの2年間を過ごさせて頂きました。
初めて受けた2009年8月の1次試験は不合格でしたが、継続して通学し、2010年の1次2次とも合格することが出来ました。

1.1次試験英語対策

試験なので、受かるにはやはり、「傾向と対策」が必要です。
富士の教材は、試験の傾向にぴったり沿った内容で、効率良く試験準備をすることが出来ました。
正直言って、宿題はかなり多いいのですが、とにかく先生を信じて宿題、そして教材の予習・復習をやりこむことが、合格への一番の近道と思います。
私の場合、まず年に3~4回ほどの模擬試験で試験の傾向と自分の弱点を把握し、分野ごとに対策を立てました。
1次試験は、(1)時事単語、(2)英作文、(3)日本事象説明、(4)日本語への翻訳、に大きく分かれますが、私は(1)が一番弱かったので、宿題も時事単語だけは必ず書けるようにする、等優先順位をつけ学習し、また次の模擬試験で効果の確認するという方法を繰り返しました。
また、模擬試験の際も、(1)~(4)の最初にどの問題からやるか、英作文を下書きしてから書くかor最初からいきなり書くか、翻訳は1問目から順に訳すかor文章を最後まで読んで1問目に戻って訳すかetc.等色々な方法をためし、自分に合った時間内に効率良く完成させる方法を見つけました。このように、なぜ点数を取れないのか、という弱点を洗い出し、対策を立てることで徐々に模擬試験の点数も上がり、本番の1次試験でも時間配分もうまくいき、合格することが出来ました。

3.2次試験対策

富士は、1次試験が終わると、授業が1次試験結果発表頃まで約3か月間2次対策の授業になります。これはとても良いシステムだと思います。1次試験が終わり、すぐには1次の勉強を再開する気にはなれないし、といっても1次に合格しているかどうかも分からないので別に授業料を払って2次コースを取る気にもならないし。。自動的に授業が2次対策になることで、1次発表の後からあせって2次対策を始めることなく、余裕を持って2次の準備が出来ました。
コースに含まれている2次対策の授業で、基本的なトピックは全て含まれていましたので、あとはテキストや授業の内容を、自分用に編集してノートにまとめ、暗記して言えるように練習しました。
本番では幸いにも準備した質問が最初に出ましたので、すらすらと答えることが出来ました。
但し、その後は予想外の方向に話題が発展し、あせってしまったのですが・・・なんとか話をつなぐことが出来ました。

4.これから受験される方へのアドバイス

前述させて頂きましたが、やはり試験なので、受かるには「傾向と対策」、そしてテクニックが必要です。
点が取れないのは必ず理由があります。そこを見つけて直す努力(対策)が必要だと思います。
私の場合、時事単語の場合は、単純に単語を知らない、知ってても正確に綴りが書けない!が最大の欠点でRとLの間違いをなくす等自分が常に間違っている所を意識して学習しました。得意であった翻訳も、文学的に意訳しすぎて、構文を意識した訳し方をしておらず点数が取れない所に気づき、多少直訳っぽくっても、この構文をちゃんと理解していますよ、とアピールするようなテクニックも学びました。この対策は個人によって違うと思いますので、毎回の小テストや英作文の添削指導、模擬試験をやりっぱなしにせず、なぜ点が取れなかったのかを常に意識して直していくことが必要と思います。

5.富士のよかったところ

富士の教材・授業は、本当にガイド試験に的を絞ったものですので、ガイド試験に合格したい!方にはここの授業を受けることが一番の近道だと思います。また、先生方の知識・熱意は支払った授業料をはるかに超えています。
知念先生のしつこいまでの精読用英文の解説、岩渕先生の私の書いた英作文の答案を後ろからこっそり見て、間違いを指摘しているのではないかと思うほどの的確な正しい英作文の書き方指導、このおかげで私は合格させて頂いたと思っております。本当にありがとうございました。