通訳ガイド当校合格者H・Iさん
2013年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

大学時代は英文科でしたが、特に留学経験などはなく、日本の学校教育がベースです。(当時の英語力は英検準一級、TOEIC700点台後半)卒業後は航空会社の客室乗務員として就職致しました。数年前から英語力を向上させたいと思い勉強しTOEIC900点に、その後約2年かけて英検一級に合格しました。英検合格後に次の目標としたのが通訳案内士でした。海外からのお客様にもっと日本の素晴らしさを伝えたい、と思ったこと、英語での発信力を強化したかったことが大きな理由でした。

1.1次試験英語対策

英検1級に合格していたため免除。

2.1次試験社会科対策

社会科は小学生の頃からの苦手科目でした。独学や通信教育では無理だと思い、幾つかのスクールを調べ、良心的な価格と振り替え制度がある、富士アカデミーにお世話になることにしました。

【地理】
教材の白地図を主に使いました。
また、観光名所など知らないところも非常に多かったため、旅行会社のパンフレットやインターネットの検索などを使って、場所や写真をイメージで憶えました。
【日本史】
年代の順番すら覚えておらず、教材の山川の日本史教科書を2回読みました。
また、大学受験当時に使用した「日本史の実況中継」を再度購入し、時代の流れを頭に入れました。
それでも全く自信のないまま試験当日をむかえてしまいました。
【一般常識】
範囲が広いため、教材のプリントをひたすら勉強しました。

3.2次試験対策

一年目は一次試験が終わるまでは社会科の対策で精一杯で英語には全く手をつけていませんでした。また、試験後も一次試験に受かったとは思わず、何もしていませんでした。発表後慌てて、富士アカデミーの2次対策を3回受講。
東京の観光地や日本の文化などをまとめ始めましたが、間に合わず...予想通り不合格。
2年目は4月からの2次対策を受講し、知識のインプットと平行してアウトプットの練習を行うことができました。
DAVID先生は単語や文法の間違いだけでなく、文章の構成にもアドバイスをくださり、Logicalなプレゼンテーションを行う訓練になりました。テキストはかなりの範囲を網羅していますので、テキストをしっかり勉強すれば、知識面では問題ないと思います。(音声教材はないので、通勤時などには「英語で説明する日本の観光名所100選」や「英語で語る日本事情」などのCDを使いました。)私はテキストの文章を参考にしながら、丸暗記するのではなく、自分の言葉で、自分が伝えたいことを英文にまとめて試験に臨みました。(例えば、能と歌舞伎でしたら、共通点と相違点をまとめる。劇場はどこで、いくらぐらいで鑑賞できるかなど。富士山でしたら高さや世界遺産などの知識に合わせて、車で何合目まで行けるか、東京からの富士箱根日帰りツアーなどの周辺知識)

4.これから受験される方へのアドバイス

富士アカデミーにお世話になって本当に良かったです。 先生方は親切に教えてくださいましたし、事務スタッフの方は休んでしまった回の振替や、授業のDVDなどいつも快く対応してくださり、励まして下さいました。
また、クラスの仲間にとても恵まれたことも、最後まで続けられた大きな理由です。
最後に、試験勉強は大変なこともありましたが、日本人でありながら今まで知らなかったことを学ぶ良い機会になりました。
また、試験に合格はしましたがまだまだ学ぶべきことが多いと感じています。仕事をしながらでも、必ず合格できます。
先生方を信じて、頑張ってください。