通訳ガイド当校合格者森本かおりさん
2013年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

私の英語との関わりは、中学、高校と英語に力を入れていた学校に通っており、特に高校の夏休みに友人とイギリスの語学学校のサマースクールに参加した事で、世界の色々な国から来た子供達と知り合い、その子達と友達になりたい、話をしたいという思いから、より英語に熱心に取り組むようになりました。大学でも英語の勉強をしてみたいと外大に進み、西洋を肌で感じたいという思いから1年間アメリカの大学に留学しました。就職時も語学を活かし世界と関わることのできるメーカーに就職し現在に至っています。お客様と関わる中で休日に京都や大阪を案内する機会を頂き、通訳案内士という資格を知り仕事にしてみたいと思うようになりました。

1.1次試験英語対策

1年目独学で挑戦しましたが、英語だけが不合格、2年目も英語のみの試験に不合格、自力での合格は無理だと考え、大阪で唯一通うことができる富士通訳ガイドアカデミーに通うことを決めました。兎に角教材として出される英文の内容が高度で、一見、読むと意味は理解できるのですが、綺麗な、スムーズに意味の通る日本語に訳す作業が思いのほか大変でした。分からない部分も知念先生は1つ1つ丁寧に分かりやすく解説頂き、日本人と欧米人との考え方の違い等、テーマは案内士になるにあたっての基礎知識的な要素があったと感じています。
私は宿題の長文を一度ノートに、下二行ほど空けて写し、先生の解説や生徒さんの訳を書き込んでいました。先生は質問にも分かるまで教えて頂き、疑問点はすぐ解消し次に進むことが出来ました。自身は月に1度というペースも思いのほか早く、宿題をこなすのにアップアップしていました。また折に触れ先生は案内するにあたって必要な行事、知識、背景などを説明して頂きとても楽しく授業を受けることが出来ました。4時間という時間がとても濃い時間でした。毎時間の単語テストも当てられるスリルと、テスト形式の長文、添削のある英作文もよく考えられて作られていると感じました。英作文は点数での評価もして頂けて、添削も自然な英語で分かりやすかったです。長文の訳がかなりいつも時間がかかり、日本語力があった方がいいと感じました。単語の勉強法としては単語カードを作り、声に出す、書く、見るという事を繰り返していました。電車の中ではiPodで単語のCDを聴き、宿題の範囲を本で確認しながら覚えていました。単語カードは覚えるまで折って、覚えたら平にする、という方法で単語帳の数が増えていくのが少し嬉しく励みになりました。

2.1次試験社会科対策

社会科に関しても富士のテキストを何度かやって覚えてしまったら問題ないと思います。重要事項は抑えて頂けているので、模試やその後の直前の講習等で貰った最重要事項まとめといったテキストの問題を何度かやっていました。過去問を繰り返しすることも対策になると思います。地理問題は富士で頂いた日本地図を見ながら場所と名前を覚えていきました。

3.2次試験対策

富士の授業では日本語は一切なしで、毎回模擬面接があり、先生と生徒皆で答えの確認をしたり、宿題の暗誦をしたりと、どう説明すれば、どこまで説明すればいいのか、単語のニュアンスや使い方といったポイントを教えて頂きました。
模擬面接のように毎回先生が面接官に扮する授業は、よい練習になりました。

4.これから受験される方へのアドバイス

英語に関しても社会に関しても教材を繰り返し解く事が一番大事だと思います。

5.富士のよかったところ

先生方がよい!私は知念先生とデニス先生に見て頂きました。知的好奇心を刺激して頂ける魅力的な先生方だと思います。