通訳ガイド当校合格者西田 宏さん
2016年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

60才になり、会社生活もゴールが見えてきた中で、65歳以降の活動を色々と検討するなかで、通訳案内士の資格が目に留まり、チャレンジすることにしました。英語は、会社生活の中で、2度の海外勤務(ベルギーブリュッセル4年、イギリスロンドン4年)の中で実践的なコミュニケーション力がついた様に思います。

1.1次試験英語対策

2015年、初めて本試験受験をした際、過去問をやってみて、これは力不足と思っていたところ、案の定、不合格となりました。本試験の英語もユニークなので、慣れているビジネス英語で免除を得る方早いと思い、TOEICの勉強をしました。最初は640点でしたが、TOEICの過去問題集を何度も勉強し、840点を上回る成績の入手に成功しました。
2016年試験はTOEICで英語の1次試験は免除となりました。

2.1次試験社会科対策

社会科(地理、歴史、一般常識)は、もともと興味があり、雑学的に相当知っていたので、何とかなるのではと思い、横着ですが、特に準備せず、2015年度の試験を受験で、無事合格しました。

3.2次試験対策

70%程度が合格すると聞いていたので、最初は楽観的に何とかなるだろうと思っていました。10月に入り、過去問を見たところ、自分の知っているビジネス英語では、全く対応出来ないことを発見し、焦りました。過去問や予想問に対し、自らの答えを作成、暗記に努めました。100以上のテーマにつき、自分で解答を作成、暗記しました。
2次直前セミナーに参加、場慣れの練習もしました。2次直前セミナーのメンバーは同じことはなく、常に入れ替えましたが、70%合格の基準で見ていると、この人は合格しそう、この人は駄目そうというのも分かり、自分なりの合格の基準が出来ました。10月~11月は、新聞を読む時間も惜しみ、2次対策の勉強をし、相当一生懸命勉強をしました。
本試験の通訳問題では、「干潟」や「下水処理施設」という知らない単語の英訳が必要でしたが、この様な特殊な単語の英訳を出来る人は限られていると割り切り。乗り越えました。
プレゼンテーションでは、「日本の免除制度」、「下駄」「おばんざい」の3つからの選択でしたが、ビジネス英語に近い、「日本の免除制度」を迷わず選びました。

4.これから受験される方へのアドバイス

試験はどれでもそうですが、試験独特の対策があります。当然一定の基礎力は必要ですが、最後は対策に尽きるので、自分なりの対策を見出し、効率的学習をされることが早期合格への道だと思います。

5.富士のよかったところ

勉強の仕方が各受験生の置かれた環境、時間、実力により様々と思いますが、最後は10分間の2次試験で合否が決します。2次試験の模擬試験はMUSTとして体験することをお勧めします。