通訳ガイド当校合格者柳田真梨さん
2017年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

大学時代は英語を専攻、1ヶ月だけの語学留学経験があります。社会人になってからずっと英語を使わない環境にいましたが、もともと英語は大好きだったので独学で英語の勉強を続けていました。NHKのラジオ講座や海外ドラマを字幕で見たり、オンライン英会話を使ったりしていました。また国際交流や海外旅行が大好きで、よく外国人友人と飲みに行く等して積極的に外国人と交流していました。その中でいつも日本について聞かれてあまり詳しく話せないことに気がつきました。また、自分はいつも人との会話が受け身で、話題を広げられなくつまらない人間だと思っていました。この通訳案内士の勉強をすれば、多少会話のネタが増えて話上手になるのではないかと思ったのが資格を取ろうとした動機です。 また趣味がランニングでよく皇居を走っており、走りざまに外国人観光客にサラッと皇居を案内出来たらいいなと思い、2020年の東京オリンピックでこの資格が役立つのではないかと思ったのも資格取得の動機です。 通訳案内士の存在は名前を知っている程度で、周りに取った人もいなく、なんとなく情報がなく勉強方法も全く分かりませんでした。東京オリンピックまであと3年で早く取得したかったので、迷わず学校に通うことを決意。ネットでカリキュラムが充実していそうな富士通訳ガイドアカデミーに決めました。自宅が遠いので通信コースの選択もありましたが、教室で仲間から刺激を受けながら勉強するのが良いと通学コースにしました。

1.1次試験英語対策

通訳案内士資格取得を決意したのは2017年1月で、すでに富士通訳ガイドアカデミーの12月開始講座は始まっていたので4月講座開始まで待ちました。その間の2ヶ月間はTOEICでの英語一次試験免除を狙いTOEICの勉強をしました。2017年3月の試験で840点ピッタリを取得。まさにギリギリでした。(*2018年度からはTOEICの免除が900点以上に変更のようです)
たった4ヶ月半で一次試験を勉強しないといけないので、とにかく勉強する科目を減らしたかったのです。英語の一次試験が免除になっても学校の授業には出席しました。授業のレベルが高くTOEICとは全く違った英語でしたので、最初は英文科出身の私でもついていくのが大変でした。単語帳は見たことがない単語だらけで、それを毎週50個ほど暗記をしなくてはならないので何度も暗唱し、辞書で調べて例文ごと覚えるようにしました。毎回授業で単語の意味を指されるのは緊張しましたがやる気にも繋がりました。
精読用英文はネイティブが読むような記事を、先生が一文ずつ文法や文章構造を丁寧に解説してくれるのでとても力がつきました。レベルの高い文章に触れることで自然と読解力が付いていったのが実感できました。授業ではさらに英文読解と英作文の小テストがあるので、内容が盛りだくさん。テスト後は解説と解答例のレジュメが配布されるので、復習に大いに役立ちました。土曜日2コマの授業を取っていたので、授業が終わる頃はいつも頭から湯気が出るくらい疲労しましたが充実した一年でした。

2.1次試験社会科対策

地理は覚える範囲がとにかく広いので一番時間をかけて勉強しました。
日本中の山脈や河川、岬や海峡の名前を覚えるのに苦労しましたが、学校の白地図が分類ごとにまとまっていたので覚えやすかったです。学校のテキストや資料が本当によくまとまっていたので、他の教材に手を出さずにこのテキストだけを集中して読み込みました。先生から「猿の問題が試験に何度も出ている」と言われていて、実際の試験で本当に地獄谷野猿公苑の問題が出たのでびっくりしました。
一般常識は地理の次に時間をかけて勉強しました。学校のテキストを何度も読み込み、一問一答にチャレンジしました。先生から観光白書は訪日外国人数の数字や国名が出ると言われていたので必死に覚えたら、実際の試験で本当に出ました。新聞もくまなくチェックし、観光に関する記事は切り抜きしました。また琴の体験教室に行って、どのような楽器でどのような楽譜でどのように弾くのか体験しました。
歴史はもともと得意だったので、そんなに手をかけませんでした。学校のテキストは都の遷都順や鎌倉仏教、徳川将軍が表になってよく整理されていたので役立ちました。仏像や寺院の写真が試験にたくさん出ると言われていたので、写真の資料を良く見ていました。

3.2次試験対策

二次対策が始まった頃は、一次試験の自己採点が良くなく受かってないと思い、あまり本腰を入れて授業を受けていませんでした。合格基準点に届かなくても受かっている場合が十分あるので、一次試験が終わったらすぐ二次試験対策に取り掛かるべきでした。タントラム先生の日本文化に対する深い知識に驚きました。浴衣の帯の種類や鍋の種類など、私よりはるかに日本のことを知っていました。先生の母国のイギリスとの比較を交えた雑談はおもしろかったです。イギリス英語もいつの間にか慣れました。
授業の中に、当日のトピックについてペアになってディスカッションする時間がありますが、相手の方に教えられる雑学や知識がなかったので、これが一番苦手でした。そのため予習はそのトピックについて日本語で背景や雑学を調べるようにしました。
また流行りのインスタグラムで日本紹介用のアカウントを作って、英語で日本紹介の情報を発信しました。
世界中に公開するものなので正確な情報を書かねばと、書くまでに色々調べ時間をかけてアップしました。
あとでパッと見返すことも出来て良かったです。
実際の試験は千羽鶴を選んでプレゼンテーションしました。思ったより早く話し終えてしまい、1分強くらいだったと思います。
試験官からは「千羽鶴を最初に作った人は誰か」と質問され、知らない質問をどのように答えるのかを見ているのだと思い、「定かではないが恐らく江戸時代くらいに始まったのではないか」と笑顔で答えて切り抜けました。

4.これから受験される方へのアドバイス

通訳案内士の試験は難しく、取得までに2~3年はかかると言われていますが、絶対受かってみせるという気合を込めて授業に挑めば1年でも合格出来ると思います。あとはスキマ時間をうまく利用して勉強時間を確保することが大切だと思います。
私は学校に通っているときでも週末のマラソンの練習は欠かしませんでした。運動をすることでスッキリした頭で勉強することが出来、時間にメリハリを付けられたのが良かったのかもしれません。
試験は映画「君の名は」など、流行った作品やニュースが出たので、日頃から色々な情報にアンテナを張ってください。
一次試験の自己採点が合格基準点以下でも二次試験の対策を始めてください。私も基準点以下でも合格しており、一次試験の合格発表後(11/3)から焦って本腰を入れて勉強し、二次試験まで時間がありませんでした。
二次試験のキーになるのは日本に関する雑学だと思います。一般的な説明だけではなく、「ちなみにこれはね」と言った補足説明が出来る様になると、会話が広がりプレゼンテーションの試験に有利です。

5.富士のよかったところ

知念先生、岩渕先生、タントラム先生、スタッフの方々の熱心で親切な対応が素晴らしかったです。
カリキュラムやテキストも良く練られていて無駄がなく、独学でこれらのノウハウを知ることは不可能でした。
また先生方々はテキストに載っていない最新情報を適宜教えてくれるので、話題に漏れない事が良かったです。
受講料が良心的で、「早期合格特典」で受講料一部返還があったり、教育訓練給付金制度も対象となっています。
富士通訳ガイドアカデミーのお陰で充実した一年になりました。本当にありがとうございました。