通訳ガイド当校合格者菊地 勉さん
2018年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

高校まで外国人を見る機会と言えばたまに冬Tシャツを着ている米兵を見る程度の田舎町に住んでいた自分にとって英語に目覚めるきっかけとなったのは高校一年時の英語の先生でした。自分で作成したテキストで熱心に指導して下さる先生で、以来ESSに入ったり弁論大会に出たりと英語が好きになって行きました。大学はポルトガル語をベースにブラジル経済を勉強していましたが会社ではほぼ一貫して輸出営業・海外事業を担当して世界60ヶ国以上の国々を訪問しました。最後の赴任地であるイタリアには9年滞在することになり、一昨年6月末に帰国と同時に会社を退職しました。その後中小企業診断士でも取得して中小企業のお手伝いでもしようと思っていましたが、娘より(お父さん何考えているの?お父さんの強みは海外でしょう!)と諭され通訳案内士なるものの国家資格と、同時に富士通訳ガイドアカデミーを紹介されました。情けない親ですがよく考えるとその通りだと得心が行き、また自分の人生、海外の方々にお世話になって育てられたのは事実であり、今度は自分が海外の方々にお返しする番だと思い直し一念発起、通訳ガイド資格試験に臨むことに決めました。

1.1次試験英語対策

試験は大問5題。配点は1~3で合計40点、4~5で合計60点と後半の比率が大きくなっています。大問1と2は日本事象紹介あるいは観光案内等の長文で、これは岩渕先生の講義をしっかりやっていると大丈夫だと思います。大問3は英文和訳で内容は論説・評論の長文で結構難解な文です。これも岩渕先生の講義をしっかりやっておけば大丈夫だと思います。この3問で目標25/ 40点です。次に大問4の和文英訳ですが、実はこの4と5が合格の分岐点です。大問4和文英訳は解答例が4例あり、二つまでは比較的容易に絞れます。しかし二つとも、正解のように見えほんの些細なもの(冠詞とか英文特有の表現とか)が正解を分けます。実は今年の試験では、複数正解が存在するとの噂が流れ、事実自己採点60点代の人が複数合格したとの話がネットに上がっています。この和文英訳の対策は岩渕先生の授業の最後に小テストがあり、その中の和文英訳正解探しを繰り返し復習することです。正解だけではなく何が不正解なのかも繰り返し復習することです。最後の大問5は得点源です。全問正解を目指しましょう!日本特有の物・事象(蒔絵・漆・欄間・紬・神嘗祭等)と観光地当て問題です。大問4と5で目標50点です。4の和文英訳は2問まで不正解は許されますが3問不正解なら厳しいです。その分1~3で得点を増やす必要が出てきます。
それと必須単語・熟語集の単語帳ですが、授業では全ページ終了しませんのでコツコツと自主習得することが肝要です。

2.1次試験社会科対策

富士通訳ガイドアカデミーの資料はすごくまとまっていて、学習には最適だと思います。社会科は暗記物ですので時間管理が重要です。まず5月ごろに小さい山を作り、それまで歴史なら高校の教科書を2度読破し、富士通訳ガイドアカデミーの資料も人通り目を通しておく。他の科目も同様です。勝負は7月からです。集中して、例えば歴史なら古代・中世・近世・現代を世代毎に纏めて頭に叩き込む。過去問(できれば5年)も徹底して攻めていくのもこの時期が最適だと思います。試験は夏の真っ盛りですので、体調管理をしっかり、ピークを8月の試験日に合わせるようにしてください。7月の公開擬試験ができなくとも心配は無用です。十分間に合います。一般常識は結構トリッキーな内容があります。今年は今までなかったような、正解を二つ選ばせる問題があり、小生疲れもあり質問を見落とし一つしか選ばず、それだけで-9点でした。それでも合格点をとれたのは観光庁の前年度統計がらみの問題で10点獲得したお陰です。前年度のインバウンド総数・国別順位・総消費額・一番のお土産・各種順位等この問題は全問正解を目指してください。今年初めての通訳案内の実務は、初年度ということもあって簡単でした。来年度は多少難しくなるかもしれませんが富士通訳ガイドアカデミーの資料を勉強すれば十分だと思います。

3.2次試験対策

富士通訳ガイドアカデミーの2次試験対策講座・直前セミナーは秀逸です。一部の方が一次試験の自己採点で諦めてしまいこれらを欠席されましたが、まったく勿体ないです。ぜひ受けてください。実際の二次試験に出るトピックとか翻訳問題は正直まったく分かりません。しかし度胸と経験が詰めます。間違っても構いませんので積極的にプレゼンに参加してください。私は2次試験対策講座はカナダ人のブレイ先生、直前セミナーはイギリス人のタントラム先生でしたが、二次試験の面接官がイギリス人の女性でしたが慣れていたお陰で非常に聞き取り易かったです。

実際の二次試験の要諦は会話の継続です。緊張は半端ないですが、それでも(表面上では)柔和な顔を保ち、相手の目を見てしっかり会話のピンポンを心掛けてください。沈黙が最大の減点対象です。開き直り、文法は横に置いてでも話続けて下さい。(まったくでたらめな文章では駄目ですが)

二次試験のプレゼントピックは①元号、②盆踊り、③路上喫煙で30秒の内に迷いましたが③の路上喫煙を選びました。まっとうなら勉強してきた盆踊りを選ぶべきだったでしょうが、自分が化石種の喫煙者だったせいで、思わず路上喫煙を選んでしまいました。極短時間での判断ですのでここは腹をくくって自分の判断を信じるしかないと思います。結果、たぶん正解だったと思っています。盆踊りなら質問が結構複雑だったと思っています。路上喫煙の質問はイギリスの喫煙率は20%切ったけど日本はどうなの?最近電子タバコなるものが出てきているようだけど?等の簡単な内容でした。

翻訳問題は今年からロールプレーの内容に大きく変更になりました。本文はラーメンはもともと中国生まれで日本にもたらされた。日本各地で楽しめる。最近ではご当地特産を売りにしたラーメンが人気・・・の内容。Q&Aはラーメン食べたい、しかしイスラム教、食べるレストランが無い・・・状況であなたはどう対応しますか?との内容でした。回答は正直複数ありますが、ここで見られていることはお客の意向をどう咀嚼して満足して貰うのかという、Hospitalityと対応力の様です。あと当然会話の継続能力もです。

4.これから受験される方へのアドバイス

ここでは箇条書きにします。

  1. 同じ目標に向かっている富士通訳ガイドアカデミーの仲間から刺激貰う。この試験は長丁場です。Motivationの維持は大変です。授業終わったら短時間でも良いので数人の仲間と情報交換してください。
  2. ピークはあくまで8月の試験に合わせること。しかし小さい山を一度5月頃に作っておくと7月からの勝負にスムースに移行できる。
  3. 今年合格するという強い信念を持つこと。2年計画とか3年計画というのではどこか逃げに繋がる恐れがあります。
  4. 一次試験に合格すれば9月からは英語に特化することになりますが、これもMotivation 維持に苦労します。そこで気分転換に、一度TOEIC受験をお勧めします。点数は関係ありません。耳慣らしです。これが試験の緊張感を味わうことができるとともに、結構気晴らしになります。
  5. 先にも述べましたが、勝手に自己判断して2次試験対策講座受講を諦めない事。

5.富士のよかったところ

これも箇条書きします。

  1. 同じ目標に向かう優秀な生徒がいることで刺激を貰える。
  2. 資料が纏まっていて充実している。
  3. 知念先生・岩渕先生が親身になって指導して下さり、かつ優しい。
  4. Native講師が経験豊富で指導も的確。
  5. 疑問点にすぐさま対応して頂け、スムースな勉強に繋がる。
  6. 一人では把握できない時事問題、あるいは旬の話題をいつも講義の中で話して頂ける。
  7. 富士通訳ガイドアカデミーは特にフレンドリーでファミリーライク。