通訳ガイド当校合格者内田典子さん
2018年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

学生時代や社会人になってからも英語は好きで習ったりはしていました。仕事でも使う機会がありました。結婚退職後、主人の転勤でアメリカのカリフォルニアに在住しており、現地の方や、他の国から来ている方々と交流する中で、日本文化などについて説明することに苦労し、自身が余りにも日本について知らないことを痛感しました。そうしたことから、外国の方とコミュニケーションをとるには、日本人として日本のことを説明できることが望ましいと思い、通訳案内士の試験の勉強をしようと思いました。
また日本について知らなかった事柄を学ぶことは、私にとって日本を再認識する、大変楽しく、興味深いことでもありました。

1.1次試験英語対策

学生時代以来のデルタン(富士通訳ガイドアカデミー教材単語熟語集)暗記の課題は脳みその活性化!?に役立ったのではないかと思います。前日に覚えたはず、の単語が翌日には忘却のかなたへ消え去ってしまっていることがしょっちゅうで、繰り返し目を通し、時には書いて覚え、クラスでの岩渕先生からの出題に緊張感を持って望みました。
精読用英文では、英作問題(文法の間違いを探す問い)の配点が高いのにも関わらずたくさん間違えてしまい、ギリギリ通過となりヒヤヒヤでした。あまり勉強するモチベーションのわかない分野ですが、しっかりやっておいた方がいいと思います。

2.1次試験社会科対策

2018年4月から富士通訳ガイドアカデミーに通い始めました。社会科を勉強した期間は4月後半から7月半ばまでの実質3ヶ月です。この短期間での勉強ですから、全部を網羅することはまず無理でした。とにかく授業瀬習ったこと、教材に載っているものを中心に、おおまかに理解しました。教材に載っている事項を、地理なら地図帳で、日本史は教科書や息子の高校の日本史便覧で確認しながら見ていきました。過去問や模擬試験の問題の形式から、自分なりに予想して覚えたところもありました。模擬試験では、地理と一般常識が合格点に達していませんでした。先生に紹介していただいた観光庁のサイトを参考に、日本の主な観光地を地図で確認したりしました。一般常識は範囲が広すぎて正直途方にくれました。富士アカデミーで習ったインバウンド統計は毎年出題されるので、おさえておいて非常に役に立ちました。時事問題も出題率が高いので、新聞記事やスポーツニュースなど、常にアンテナを張っているほうがいいと思います。また試験で、正しいものを2つ選ぶところを1つ選んで2問取りこぼしてしまいました。問題文を注意深く読むこと(基本ですが)をお勧めします。 通訳案内の実務はやったことのみで試験への対応ができました。

3.2次試験対策

私は日本人によくある、読んだり書いたりするのに比べて、話すことが極端に苦手なタイプです。頭の中でイメージしていることが、なかなか英語で表現できなくて苦労しました(今も困難です)。通訳ガイド二次対策コースの授業に向かう前は課題をしっかり予習して、話す内容をシュミレーションしました。実際の試験ではお題は分からないので予習できません。ある程度アドリブでも答えられるように自分でアトランダムに選んだ題材でスピーチする練習をするようにアドバイスを受けました。
和文英訳は試験では読み上げられた日本文を英訳します。耳で聞いて訳すということに慣れていないので、メモの取り方や瞬時に文の構成を選択することに苦戦しました。
スピーチにしても、英訳にしても、やはり話す内容、語彙などがなければ即興では難しいので、できる限り多くの問題をこなしてストックを増やしていくことが必要です。私の場合、課題が多すぎて正直、充分にできませんでした。できない次自分と戦いながら、気力を振り絞ってクラスに出席していました。タントラム先生もブレイ先生も大変博識で日本文化に造詣が深く、単純に授業が面白かったのが救いでした。

4.これから受験される方へのアドバイス

私の場合、1次試験はギリギリ通過、2次試験も奇跡のラッキー合格というものなので、皆さんの紹介できる効力のノウハウがありません。全員にお勧めできるというものではありませんが、私のように短期間で挑戦される方は100%を目指さず、全体をおおまかに見てから、要点を抑えていく方法もありなのかなと思います。あとは、とにかく授業に出席して先生からの情報をもらさず聞くことだと思います。富士通訳ガイドアカデミーの受講生の皆さんは意識が高いので、授業を受けることで自分もがんばらなきゃという気持ちにもなります。

5.富士のよかったところ

富士通訳ガイドアカデミーの授業を受講していなければ、私の通訳案内士試験のまぐれ合格はありませんでした。やはり、この膨大な試験範囲の中で、効率的に指針を示していただけたことは大きいと思います。 あと前項でも述べましたが、クラスの皆さんは優秀で、それぞれキャリアを持っていらっしゃる方です。そんな方たちと肩を並べて目標を同じくして勉強することは、いい刺激になったと思います。