通訳ガイド当校合格者山口正和さん
2018年度通訳ガイド試験当校合格者

これから受験される方へのアドバイス

<試験官は外国人>
「外国人になってその気持ちにこたえるように伝えろ」と言われてはいるけれども正直どうすればいいのかよくわかりませんでしたが、今回の経験で私なりに理解したことは以下の通りです。

① 日本に楽しみに来ているので、また日本は素晴らしいところだと認識しているから来日してくれているので、不快な思いはしたくないと思っているはず。来日して期待と異なっている事などを正しく理解してもらうようにすることが、大きな意味では、リピーターとなってもらう<おもてなし>といえよう。
② 口頭試問を受けていてこのままで通るか?の心配は付きまといますが、10分間の中で必ずいい方向に向けさせる機会は来ると信じて対応する。外国人として、こんな日本人に通訳案内してもらいたいと思ってもらえることが一番。採点の基準は一応あるでしょうが、英語のスキルより親切心をもって実際に案内することを思い浮かべて受け答えすることが、心証をよくするのではないかと感じます。
③ 当日身に付けるもの・・自分のGood Luck charmを自分の心を落ち着かせることにもなりますが、試験官に印象を与える点で。 今年はラグビーWC東京大会の年ですが、次の開催地はフランスです。2007年にパリで開催されたときにその記念のネクタイを買ってきたので、関連づけて首に巻いていきました。試験官が、これに気、本来の質問が終了した時に質問してきました。たぶん彼女はラグビー愛好者だったのでしょう。話が盛り上がりました。
④ 日本の社会で外国人が直面している問題が試験で出ました。入れ墨で入浴を拒否されて、楽しみにしていたことが台無しになって落胆している。どうすべきか?という内容でしたが、即解決できるような問題ではないので、本人が同じような楽しみが持てるような状況にするにはどうすべきかを提案すればいいのですが、最適解はそこでは提示できませんでした。このような問題・課題を普段から身近に感じ、どうすればいいか考える自分で考えておくべきでしょう。異国を旅行するのは異文化に触れることが目的の一つでしょうが、また一方異国で日本文化に理解ある地元の人に出会ったらその国のことが好きになるでしょうが、我々も来日した人を出来ればその国の文化を理解したうえで案内できれば、これにすぎることは無い様に思えます。

<反省>
① 富士通訳アカデミーでロールプレイングしているとき、2分間プレゼンで1分経過時に講師から「1分経過」と案内があり、後半の1分でまとめをしようとしましたが、本番ではその案内がないのでどこで終わるか時間の感覚がはっきりしませんでした。制限時間は体で認識しているべきと反省しております。
② 試験官と日本人アシスタントが2名いて、日本人が説明しますからそちらの方に説明していたら、試験官から「私が、試験官です。こちらに話すように」と叱責されましたが、たぶん上がっていたからでしょうが、状況をよく考えないとだめです。最後になりますが、外国人は強弱をつけて話します。私は68になりましたが若い時ほど耳がよくないので、この弱くむにゃむにゃ発音するときが聞き取りにくいのです。年配の方はこの点に注意を払われればと思います。

富士のよかったところ

① 個別指導の指摘が的を得ている。
② ロールプレイング゙のあとに評価が記載されるが、それが励みにも支えにもなる。
③ レクチャー方式でなく少人数制編成クラスなので、受講生と講師の間で自由に疑問点などの受け答えが即時にできる。