通訳ガイド当校合格者相澤 泉さん
2019年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

新卒で入社以来36年間、医薬品・医療器メーカーで海外事業を担当し、その間アジア地域で約10年間駐在生活をこなしてきました。その後も海外関係の業務を続け2018年に60歳で定年になりましたが、現在も同じ職場でフルタイム勤務をしています。駐在後に日本に戻り、海外事業所からの出張者を工場や研究センターなどに引率する機会もあり、その頃から漠然とこのような仕事に興味を持っていたことと、定年まで半年となった2年前に先輩の社員の方が通訳ガイド試験に合格し、退職後ガイドとして仕事をされると聞き、具体的に全国通訳案内士の仕事に興味を持ち受験しました。会社で海外関係の仕事をしてきて、いずれ会社を完全退職した後も、海外との接点を持つ全国通訳案内士の仕事がしたいと思ったのが動機です。
2年前(2018年6月)、独学と一部Web上で公開されている受験教材で受験勉強を始め、3カ月たらずでしたが一次試験を受験しました。一般常識と通訳案内の実務の2科目は合格できましたが、他の3科目(英語、地理、日本歴史)は案の定不合格。次年度の受験を目指すにあたり、総合的なレベルアップが不可欠で、また長丁場でもあり、独学では難しいと判断し、富士アカデミーに2018年の12月に通訳ガイドコース生として一年間(週2回)通いました。

1.1次試験英語対策

仕事で英語は使っているのでなんとかなると思い2018年度は受験しましたが、それ相応の受験準備が必要と痛感しました。英単語、英熟語、長文読解、文法、また日本文化や地理などの周辺知識も含め、総合的にレベルを上げてゆく必要がありましたが、週2回の授業で毎回配布される精読用英文や小テストなどの一次試験対策教材が充実しており、講師の岩渕先生の熱心なご指導とも相まって、正直なところ日中フルタイム勤務のため予習は大変でしたが、毎回の授業が楽しみでした。
1次試験対策で学習した教材は、英語については毎回教室で配布された教材の予習復習がほとんどです。よくまとまっており、これを十分に咀嚼すれば一次試験英語対策は十分だと思います。単語がなかなか憶えきれず、そのため単語カードを作り、電車の中や昼休みなど時間があれば、繰り返し見返して覚えるようにしました。折角身に着けた習慣ですので、合格後の今も続けています。

2.1次試験社会科対策

1年目で2科目(一般常識、通訳案内の実務)は合格し、2年目は免除のため、当教室では地理と日本歴史を受講しました。以下この2科目について記します。

地理
1年目の受験で知識の浅さを痛感したため、教室で配布された説明冊子や地理白地図、地理写真集などの教材の勉強に加え、市販の地図帳と合わせ47都道府県別の地理情報を自分なりに網羅した自作ノートを作り憶えるようにしました。独学で前年受験した教訓で、ただ教材を読み地図を見ているだけでは十分には理解できず、自分で書いて憶えないと難しいと判断したためです。またすべての科目に共通するかと思いますが、試験前1ヵ月を切った直前の段階で、今までおぼえた知識をいかに整理して、記憶を呼び覚ますかが肝要で、そのために何科目も受験する限られた試験直前の期間に何回も見返すことのできる自作ノート作りは手間でしたが、自分には有効だったと思っています。本番では自己採点で97点でした。

日本歴史
日本歴史は、小冊子、写真集、教科書(山川日本史B)などの教材のほかに同じ山川の副読本を繰り返し読んで頭に入れるようにしました。また地理と同様に、主に教科書などからの抜粋で政治史と文化史に分けたノートを別々に作り、試験直前にそれをもとに復習するようにしました。地理も同様ですが4択問題では2択までは絞れますが、正確な知識がないと最後の2択からの選択で間違えますので、自分で書いて憶えるノート作りは自分には有効だったかと思います。

3.2次試験対策

当教室では1次試験終了後、9月から2次試験対策が始まりますが、週2回合計20回のブレイ先生の講義を毎回欠かさず受講しました。2分間のプレゼン、短文通訳、質疑応答等々、本番の2次試験を想定した実践的な授業形式で、2時間全て英語での講義です。最初は英語の授業に多少戸惑いもありましたが、講師のオープンな人柄と多少の言い間違えより良くできた点が評価される講義スタイルで、毎回の授業を楽しんで受講することができました。プレゼンは2回に1回は手を挙げ、なるべく場数を踏むようにしました。 11月の通訳ガイド1年コース終了後は、同じブレイ先生の2次試験直前セミナーも受講し本番に備えました。本番の2次試験はさすがに緊張しましたが、場数を踏んだことでなんとか対応できたのではと思います。
他の市販教材(CD付)も3~4冊購入し通勤電車などで繰り返し聴きましたが、最後の1ヵ月は2次試験直前セミナー受講のかたわら、プレゼン対策用に過去の出題問題をまず自分なりの日本語表現で2分間程度の説明文を作り、それを自分が話せる語彙と表現を用いて英文にし、それを毎日見返して憶えるようにしました。1分程度であれば別ですが、2分間のプレゼンとなると、まず話す内容が日本語でまとまっていないと英文で説明できないと判断したためです。また日本語の単語カードを作り、時間があればそれを2分間程度の英文で説明する練習をしました。本番では教材に載っている問題が出るとは限らず、私の場合は2分間のプレゼンのお題は、①隠れキリシタン、②卵かけご飯、③宅配便で、迷った末に①を選択し、どうにか合格できました。

4.これから受験される方へのアドバイス

まずは1年なら1年間と期限を切って絶対受かるという強い意志を持つことが何より重要だと思います。私は独学の半年も含めると1.5年ほどかかりましたが、受験は長丁場なので多少のことでもぶれない意志をもつことが必要かと思います。

5.富士のよかったところ

知念先生、岩渕先生の豊かな経験に裏打ちされた豊富な知識と的確な指導、事務方の皆さんのアットホームな雰囲気で、40年近く前の学生生活に戻ったような気持ちで一年間楽しく勉強ができました。他のスクールは未経験のため比較はできませんが、全国通訳案内士を短期間で目指すのであればこのスクールが最善の受験準備をしてくれるものと思います。