通訳ガイド当校合格者藤井博司さん
2019年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

50歳代後半になって定年以降の生き方を考えるようになり、いろいろな本を読みました。起業する、海外へ移住する、田舎暮らしをする、何もせずに悠々と暮らす、と人それぞれでした。自分は何がしたいのか考えたところ、人に必要とされたい、人の役に立ちたい、人に感謝されるようなことがしたいという結論になりました。さて、それを実現するには自分は何ができるか考えたところ、自分の長い海外生活(海外駐在19年)の異文化体験や語学経験が活かせるのではと考えました。そんな折に通訳ガイドという職を知りそれを目指すことにしました。その時点でサンパウロに駐在しており、インターネットコースを提供している富士通訳ガイドアカデミーを選び、学習を開始しました。しかし、1次試験の地理、歴史はそう簡単にはクリアできるとは思わず、少なくとも3年はかかると長期戦を覚悟しました。その後、日本に帰国して定年を迎えましたが、再雇用で続けて同じ会社に勤務しています。再雇用の職で良かったことは定時に帰ることが出来るようになり、通訳ガイド試験の勉強をする時間が確保出来たことです。その結果、1次試験は4回目にしてやっとクリアでき、2次試験は富士通訳ガイドアカデミーの対策コースを受講したこともあり1回でパスすることが出来ました。

1.1次試験英語対策

勉強を始めた2016年当時に英語1次試験の過去問題もやってみましたが、年に一度の1次試験で英語70点をクリアするのはハードルが高いと考えて、TOIEC L&R 840点をクリアすることを目指しました。その結果、何とかクリアすることが出来ました。しかし、歴史と地理の点数が合格点を満たさず翌年も続けて1次試験対策をしていたところ、2018年にTOIEC L&Rの基準が900点に上がってしまいました。そこで方向を変えてTOIEC S&W で必要な点数のクリアを目指しました。その結果、TOIEC ライティング試験の170点をクリアすることが出来ました。海外駐在中に英文メールの経験があったことが良かったようです。

2.1次試験社会科対策

海外生活が長かった自分にとっては地理と歴史が難関でした。富士通訳ガイドアカデミーの教材(地理白地図、地理写真集、地理各種資料)は良くできていて、これをコツコツこなしていきました。同時に過去問も通勤時に良く読みました。学習を続けるなかで、日本の中にも自分の知らない良いところがたくさんあることを知りました。自分が旅行することをイメージして、その地域の情報をインターネット等で調べることが楽しみになってしまいました。一つ有利だったのは奈良に住んでいることでした。歴史、地理で大きなパートを占める京都・奈良を実際に訪問することが出来たことです。やはり、本やインターネットでの情報だけでなく、実際に訪問して得られる情報は圧倒的に情報量が多く、身に付きました。一般常識対策としては、観光庁の前年度統計のデータが一番大切です。自分の手でノートに重要事項をまとめるのが一番です。書くことで脳に定着するようです。

3.2次試験対策

2次面接試験の形式が前年より変更となりました。しかし、富士通訳ガイドアカデミーの2次面接試験対策で本番と同じスタイルを事前に体験できたことは良かったです。最初の頃に手元のメモに目を落として説明していたら、それが禁止されてお手上げになってしまいましたが、それから、どう対応するのかの本当の練習が出来ました。試験対策として、観光、宗教、年中行事、伝統芸術、伝統芸能、日本の思想等のテーマ別に想定される課題をマインドマップ方式で書きだして、それぞれの課題についてノートに2分間のプレゼンテーションを作文しました。その数は115となりました。その作文をそのまま覚えるのではなく、次のようなパターンでプレゼンテーションを芋づる式に構成する方式をつくることができました。そのパターンとは、まずそのトピックについて、それは何で、どこがすばらしいのかをまずは説明(約10秒)し、その後、5W1Hの形で説明を組み立て、それぞれ20秒ずつ説明するというパターンです。たとえば、今年度のプレゼンテーションのお題であった“おでん”を例にすると、“おでんは日本の冬の定番の鍋料理です。”と始めて、その後材料(WHAT)は何か、どのように(HOW)料理するか、どこで(WHERE)この料理を楽しめるか、なぜ(WHY)日本人はおでんが好きか等について説明し、最後に是非屋台で熱燗と一緒に楽しんでみて下さいと締めくくるような感じです。但し、私はなぜか“おでん”ではなく、“ゴミの分別収集”という難しいお題を選んでしまい苦労しました。しかし、なんとか2分間途切れることなく説明できたのも富士通訳ガイドアカデミーの2次面接試験対策が役立ったと思います。

4.これから受験される方へのアドバイス

1次試験対策は長丁場で、コツコツと知識を定着させていくしかないですが、地理については自分で旅行することをイメージして地図やインターネットを利用して楽しんで勉強するのが一番良いと思います。過去問題に加えて、富士通訳ガイドアカデミーの教材を丁寧に勉強すれば必ず合格できます。2次試験の対策は、合格してからも自分のガイドに活用することを見据えて準備すれば身につくと思いますし、合格した後にも活用することができます。

5.富士のよかったところ

2次面接試験対策の準備に「日本文化・日本事象英文説明テキスト」が役に立ちました。大阪校のグレッグ先生の発音矯正のレッスンは特に良かったです。ありがとうございました。また、2次面接試験対策に一緒に出席されていた方々と授業の終わった後にお話しすることで、一人ではないんだと癒されました。