通訳ガイド当校合格者門脇 真さん
2019年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

20代で会社に入って以来、いつかは英検1級を取得するレベルの英語力を身に着けたいと思い、NHKの講座や月刊紙の購読を利用して勉強を続けてきました。入社当時は特に他と比べても英語のレベルは高いと言えるものではありませんでしたが、30年以上継続している中で徐々にレベルも向上し、3年前に英検1級に合格することができました。それまでは、ぼんやりと定年退職後に英語に係わった仕事ができたらと考えていた程度でしたが、英検1級取得後には、まじめに英語を使った仕事への就業機会を考え始めました。その時に出会ったのが、「全国通訳案内士」の資格です。1年半前から準備を始め、2~3年以内には資格を取得出来たらと考えていましたが、幸いなことに初回の挑戦で合格することが出来ました。

1.1次試験英語対策

2.1次試験社会科対策

<地理>
ひたすら富士アカデミーのテキストを読み返し、テキストの中のミニテストを頭にたたき込むまで繰り返しました。県別の白地図に各県の特徴、地名を書き込み、頭の中を整理していきました。最後に過去問題も繰り返し解きました。最低5回以上は繰り返したと思います。日本地図は一冊買って頻繁に覚えた事は確認するよう心がけました。
<歴史>
地理と同様、テキストとミニテストを繰り返しました。ただ、高校時代も歴史は得意ではなく、山川出版の教科書には挫折した方なので、予備校の参考書も併読しました。時代毎の重要なイベント、天皇、時の有力者を関連付けておく事が必要ですが、テキストの中に整理されているので、そこに書き加えて自分自身のテキストとして仕上げると記憶しやすくなるようです。
<一般常識>
一般常識は最新の情報で勉強に取り組む必要があるので、富士アカデミーの社会科講座に期待した科目です。いただいたテキストとミニテストをひたすら繰り返し、その後、過去問題も繰り返し解きました。
<通訳案内の実務>
観光庁から出されたテキストを読み込む事も考えましたが、講座でいただいたテキストには、覚える必要のある部分の抜粋とその部分の解説が書いてあり効率的に勉強が進められると思いました。そのため、講座のテキストとミニテストの繰り返しだけで対策しました。全社会科教科を通して言える事は時間のある限り読み込む事だと思います。頭に定着してゆく過程が確認出来、自信にもつながってきます。

3.2次試験対策

4.これから受験される方へのアドバイス

社会科科目の勉強を進めながら、日本の事について、こんなにも知らなかったのかと思い知らされましたが、一方で自分の中で新しい知識を得る事の楽しみも有りました。苦しい勉強ではありますが、その過程で自分なりの小さな楽しみを見つけながら是非ゴールまでたどりついて下さい。御健闘をお祈りします。

5.富士のよかったところ

やはり講師の方々が過去の問題の分析から作成した講座の資料の中のミニテスト、問題集ではないでしょうか。これらにはノウハウが詰まっており覚えた事の定着にも役立ちました。また、通訳案内の実務のテキストはぶ厚い観光庁のテキストよりも効率的に勉強を進められたため、助かりました。