通訳ガイド当校合格者住村あずささん
2019年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

私は、愛知県の片田舎で生まれ育ち、英語に触れたのは中学生の英語の授業が初めてでした。読み書き中心の典型的な昭和時代の英語教育を受け、上智大学英文科に入学しました。上智大学では、初めて外国人を見、初めて帰国子女の存在を知り、生の英語に触れました。ここで頑張れば良かったのですが、私はカルチャーショックを受け、子供の頃から話している人には太刀打ち出来るはずがないと思い込んでしまいました。勉強にもあまり身が入らず、シェークスピアや英詩などにも興味が持てませんでした。しかし、ご縁があって上智大学の先輩が興した小さな翻訳会社で下訳のアルバイトとして使ってもらえる事になり2年間、英語と格闘しました。授業よりもこちらのアルバイトの方が、どれだけ私のためになったか分かりません。単位ギリギリでなんとか卒業し、住友商事の子会社の貿易会社で貿易実務を3年経験し、結婚のため退社しました。当時はバブル時代で結婚後も働く女性は少数派でした。主婦として、家事・育児のかたわら細々と英語のCDを聞くぐらいの生活がずっと続きました。一番下の子(子供3人)が高校生になったくらいから少し余裕が出来、週1回英会話学校に通うようになりました。
3年程前、ある事がきっかけで私は全国通訳案内士試験の受験をしようと決め、それから独学で受験勉強をし始めました。2018年度は、日本歴史・一般常識の2科目を落としてしまったので2019年1月にセンター試験の日本史Bと現代社会を受け、2019年度の一次試験は免除とする事ができました。苦しみながら、一次試験は何とかクリアしたものの、二次試験の対策は行き詰ってしまいました。外国での生活も全くしたことがなく、スピーキングの根本的な学習をした事がありません。こうなったら富士通訳ガイドアカデミーに神だのみをするしかないと思い藁をもつかむような思いで二次試験対策コースに申し込みをしました。テキストの英文表現が洗練されていて、通訳ガイド試験に受かった後読み直してみるといざ実務となった時に使える表現が詰まっているのに気が付きました。先生も親身になってくださって、細かいことを指摘するのではなく、自信が持てるようなコメントをたくさんもらいました。本当に有難うございました。

1.1次試験英語対策

2.1次試験社会科対策

3.2次試験対策

2次試験直前セミナー9回は、内容がとても濃かったです。毎週5つのトピックをこなすのは大変ながらも楽しかったです。最初トピックを丸暗記しようと思ったのですが、無理でした。よく言われることかもしれませんが、簡潔な自分なりの言葉で表現することが大切なのかなと思います。そこが基本となってこれからいろいろな幅を広げていけたら良いのではないかと思っています。
①プレゼンテーション対策は、3つのトピックから一つを選んでプレゼンするのですが、私は敢えて準備していないトピックを選ぶのも一つの方法かなと思い、毎回ではないですが新しいトピックをぶっつけ本番で選び、あえなく失敗というシミュレーションもしました。
本番では準備したことが出るとは限らないので、限られた知識から無理やり絞り出す訓練をさせてもらったと思います。
②ロールプレイは本番は全く予想していなかった車椅子のお客様への対応でした。
今日たまたまTVで56年前のパラリンピックの映像を見る機会がありました。日本人選手は皆障がい者施設から参加しており、職業についている人は皆無。パラリンピック出場は苦役と思っていました。それに対し、外国人の選手は活き活きと競技を行い、約半数が職業人とのことでした。車椅子に対する日本と欧米の意識の差は歴然としており、果たして半世紀以上経た現在も、その差は縮まっているのか、疑問に思いました。また、自分自身の意識の低さにも否応なく気づかされました。医療も進歩し、長生きの時代になっているので、多少体の不自由さがあっても、旅して新しい世界に身を置いてみたいと考えるのは当たり前のことですし、将来は尚一層当然のこととして日本でも認識されていくと思います。
③通訳対策は表現力の乏しさのため、ストレスでした。最初は時間がかかっても良いので自分の書いた英文を推敲すると良いです。自分なりの英語力の中でベストな文を書き上げていくだけです。模範解答に近いとそれだけでやった!と思え、モチベーションにつながるので、ポンコツな頭に少しでも表現が定着するような気がしました。

4.これから受験される方へのアドバイス

この試験は、あきらめずに勉強すれば誰でも受かると思います。それは受かったから言えることだ、と思われるかもしれませんが、本当に努力は報われます。分量も多いし決して楽な試験ではないので、心が折れてあきらめてしまうのはもったいないです。あと、8月に5科目を一気に受けるのは厳しいと思ったので、私は試験免除の制度を活用しました。英語はTOEIC900点以上を使いました。TOEICは年10回くらいあるし、その時々によって点数も50点くらい上下すると聞きました。本当は、じっくり知念先生や岩渕先生に習って実力をつけるのが良いのかもしれませんが…。TOEICは2年間有効です。
歴史検定も受けました。肝心の日本歴史は受からず、ひやかしで受けた世界史が合格し拍子抜けでした。センター試験で日本史B60点以上→日本歴史免除/現代社会80点以上→一般常識免除で5年間有効とする事ができました。本番の日本歴史が難しかったので、ラッキーでした。チャンスを増やして一科目でも免除となると随分と心の負担を軽くする事ができます。私は下手な鉄砲も数うちゃ当たると思って受けていました。
また、結局落ちてしまいましたが英検一級も受けていました。筆記試験に合格できたものの、二次試験のインタビューで3回不合格。今、またふりだしに戻り筆記試験を受けています。英検一級の二次試験は、社会的事象を2分間のスピーチでまとめて答える形式です。少し、通訳案内士の二次試験と似ています。落ちはしましたが、実際のテストでインタビューを3回受けたのは、通訳案内士の二次試験前の実戦経験としてとても役立ちました。緊張感に慣れる事が出来たのが大きかったと思います。因みに、英検のインタビューは、602点以上が合格のところ、601点でした。

5.富士のよかったところ

①ジョン先生の丁寧な指導と励まし。
自分に自信をつけさせてくれるコメントをうけられる。知念先生の英語の言い回しのチェック、アドバイス。
②二次試験対策コースのテキストの内容の良さ
③スタッフさんが優しい、若い
④一緒に勉強できる仲間がいる
⑤随分最近になって知った知念先生のギャグ

ここまで本当に有難うございました。
今後も研修でお世話になる機会も多いと思います。
またお目にかかるのを楽しみにしております。