« 私の通訳ガイド物語トップへ

私のガイド物語

鈴木 順治さん

富士アカデミー2009年度合格者
通訳ガイド免許番号(登録番号)第00711号

自己紹介

定年後の第2の人生の楽しみとしてガイドの仕事は面白いのではないかと思い、資格を取得しました。
しかし、現実は厳しく資格があればできる仕事ではないと思います。
高い語学力、ガイドとしての幅広い知識、訓練などが不可欠というのが実感です。
加えて、震災後のインバウンドの激減、日本は安全な国であり、ガイドなどはいらないという外国人も増えてきているそうで、通訳案内士は専業としてやるには非常に厳しい状況にあると言えます。
私は自宅そばの大手の塾で大学受験の英語を週4時間担当しています。ひとつの例ですが英語が好きであれば、ガイドにこだわらず仕事としては種々の選択肢が考えられると思います。

私のモットー
当然ですが引き受けた仕事に対しては、責任をもって全力を尽くす。
お客様、エージェント、紹介者などの期待に少しでも応えられないことは背信行為になりますので、できるだけ十分な事前準備を心がけています。
それでお客様に喜んでいただけることが最低の仕事だと思っています。

旅行の概略

日程: 2011年12月6日(火)
お客様: 東南アジア各国の官僚、司法関係者30名
(他に、もう一グループ、30名、他の案内士が同乗)。
国はマレーシア、フィリピン、パキスタン、チェコスロバキア、などが分かった範囲。
訪問箇所: 新宿の京王プラザホテルから都内車窓観光、東京駅で新幹線ホームまで案内し、見送り。

ガイディングの実際

西新宿の高層ビル、首都高速、三宅坂、最高裁判所、桜田門、霞ヶ関官庁街(特に法務省、裁判所、外務省など)、国会議事堂、皇居一周(千鳥ケ淵、皇居前広場、二重橋、大手門など)、日比谷、有楽町、銀座、丸ノ内、東京駅

ハプニング

国会議事堂、法務省、最高裁判所などは形がはっきりわかるので的確に案内できたが、他の省や官庁は、前日、日比谷駅で霞ヶ関の地図をいただき、十分確認したつもりであったが、今は合同庁舎で建物が皆似たような近代的な平凡なビルなので、案内する方も、される方も非常に分かりにくいものでした。また、当然ですがバスもどんどん過ぎていくので、バスの場合ここを案内してくださいと言う要請は本当に大変だと実感しました。
事前に経験したことですが、新幹線はまだスイカが使えないので、入場券を別途130円で買う必要があります(2時間有効)。今回もまだ反応しませんでした。

新たな発見

事前に、一番前の席は開けておいて欲しいと運転手さんに頼んでおいたのですが、お客様が、いい位置で写真を撮りたいと譲ってもらえず、3列目の椅子をやっと確保して、荷物や資料を置き案内する羽目になりました。
バスも観光バスにしてはこういう習慣とか、普通のことがわからないようであった。

面白い質問・意外な質問・難問・珍問

皆さん静かで特になし。写真をたくさん撮っていた。

このツアーで特に準備したこと

車窓からの観光案内だけでは時間がもたないと思い、以前に作成したレジメを手直しして準備しました。
日本の基本の知識、つまり、面積、人口、人口密度、気候、地形、産業、東京、労働形態、裁判員制度、東京スカイツリー、新宿、などなど。

このツアーで特に配慮したこと

東南アジアの方々で英語はもちろん母国語ではないので、ゆっくり明瞭に話すように務めました。
また、顔を見て頷くのを確認しながら話し、不審顔の際は再度ゆっくり繰り返したり、言い直したりしました。

旅を終えて

いくら準備をしても準備をしすぎることはない、というのが正直な感想ですが、時間が2時間と比較的短時間だったので、種切れにならなかったのが救いでした。

私のお勧め観光スポット

広島の安芸の宮島(多くの観光客が感動したと書いています)
姫路城(現在改築中ですが、改築の状況を見ることが出来ます。日本人の観光ボランティアも待機しています。)

勉強中の後輩へ一言励ましの言葉

通訳案内士の資格は宝物だと思います。案内士以外にもいろいろと社会的要請があります。
総合的に英語を勉強するつもりでこの資格に挑戦してください。

Short Essay

趣味は海外旅行で歩けるうちにできるだけ各地を訪問しようと計画しています。
ヨーロッパは駐在していてほとんど行きましたので、最近はもっぱらアジアを回っています。

« 私の通訳ガイド物語トップへ このページのトップへ