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小泉 信二さん

小泉 信二さん

富士アカデミー2013年度
合格者

自己紹介

民間会社に勤務後、公立中学校で30年間英語教員として勤務。会社員時代は無手勝流の勢いで英語を使っていましたが、教員では生徒の興味関心を喚起する授業づくりに注力。退職後、英語をさらに勉強しpracticalな場面での英語使用への思いが募るなかで、通訳案内士の存在を知り富士アカデミーにお世話になりました。自分の英語能力また知識のなさを知る良い機会にもなりました。

<私のモットー>
誠意を尽くして対応をすること。一期一会の思いを大切にする。

旅行の概略

<富士箱根カーツアー>

日時: 2017年4月18日(火)
お客様: Mrs Shari Barkin(Vanderbilt大学医学部小児科教授、医学博士)
Ms Kara Barkin(高校生のお嬢様)

ガイディングの実際

東京で小児科学会の国際的なカンファレンスがありに出席された後、春休みで同行した高校生のお嬢様とともに富士箱根のプライベートツアーに参加される。まず、ミート時間9時の10分前からサインボードを持ってフロント前に立つもミートできず、9時ジャストにフロントにお客様の名前を伝え部屋に電話してもらうも不在。9時も10分が過ぎ、アクシデントでないことを祈りつつ知念先生に状況を電話で伝える。するとフロントの反対側から女性が寄って来られ、名前を確認しお客様であることが分かる。
実は彼女はベルキャプテンデスクで私を待っていたとのこと。ミート場所の事前確認が必要であることを実感する。

少々遅れての出発でしたが、雨マークの付いた天気予報も時間が過ぎるにつれてよくなり、中央道から富士山の山頂部が垣間見え、歓喜する。お客様にはツアー情報をファイルにしてお渡しする。富士箱根の歴史、観光地としての特色、また日本文化へのよりよい理解に役立ててもらえればと願い作成する。
最初に富士山世界遺産センター(旧富士ビジターセンター)を訪れ、富士山紹介ビデオスクリーン視聴、2階の展望デッキで富士山を真後ろにして写真撮影する。その後、富士5合目を目指すも、スバルライン入り口の料金所で土砂崩れがあり1合目までしか行けないとのこと。残念無念で1合目のフェンスをバックに写真撮影で我慢する。 ここから一路箱根を目指す。芦ノ湖湖畔で事前下見したレストランで昼食、お嬢さんがベジタリアンでスパイスのきいた野菜入りカレーライスを注文、大変好評でホッとする。その後、強風のためロープウエーが運行停止と分かる。お客様はロープウエーや海賊船より箱根の自然の中を歩きたいと要望される。お医者様らしく食後の運動の提案、私から箱根神社をお参りした後、芦ノ湖沿いに恩賜公園まで途中杉並木を歩くことを提案し決定。約1時間半ほどのウオーキングで富士山の絶景を芦ノ湖から眺めつつ、赤い鳥居もいれた贅沢な背景で写真撮影しながら楽しいウオーキングをする。
まだ2時半すぎ、空白の時間を埋めるガイドの提案が必要になる。畑宿の箱根細工会館を見学することを提案、するとドライバーさんから途中の甘酒茶屋も勧められる。実はここの経営者は私が小田原の中学校で教員をしていた時の生徒の保護者で、以前寄ったとき今度外国人のお客様をお連れするからと伝えていたが、実現できてよかったと思うと同時に、甘酒と磯部焼がとても好評で今後もここは立ち寄り候補に加えることにする。その後、寄木細工会館で制作過程を30分間ビデオ視聴する。細かい手作業の連続に感心する。
終わってまだ3時40分。私が朝方箱根を紹介する中で美術館も充実していると伝えたことをシャリさんが思い出し、美術館を見たいと申し出る。そうだ、成川美術館に行こう!と決める。そこで知念先生に入館料の建て替えを了解していただき、絵画鑑賞と美術館からの芦ノ湖と富士山の絶景を再び堪能する。ガイドは入館料は免除でここも立ち寄りmust候補です。
時間は丁度4時30分、箱根を後に一路東京に向け出発。途中、お客様より銀座で食事をしたいとのこと、銀座コア2階にある食事処に行きたいとの申し出に応え銀座方面に向かう。首都高まで順調でしたが一般道に降りたとたん大渋滞、6時20分ごろの到着になりました。明日帰国されるとのこと、楽しい時間を過ごされるようお伝えしお別れする。
とても知的で優しいお母さまと娘さんのお二人、お母さまは日本文化や日本語の表現、また漢字・平仮名・カタカナなど文字にも興味を示され、コンパクトで的確な説明ができるようさらに準備したいと感じた次第です。娘さんは9月からコロラド州デンバーの大学を目指す高校3年生の受験生、将来の希望は医者ではなく海外でボランティア活動をしたいとのこと、お母さまは暖かく見守るスタンスがよくわかりました。素晴らしいお客様のガイドができましたことを感謝申し上げます。

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