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山田さん

山田 かおりさん

富士アカデミー
2014年度合格者
通訳ガイド免許番号
(登録番号)
EN03767、SP00278号

自己紹介

海外添乗員から憧れの通訳案内士への転身を図るために奔走中です。

<私のモットー>
とにかく経験を積んでいこう!

旅行の概略

日時: 2015年4月7日(火)
お客様: 4名様(フィリピン人の男女大人2名と中学生2名)
訪問箇所: ホテルより専用車で富士・箱根日帰り
富士1合目、大涌谷、ロープウェイ、芦ノ湖海賊船

ガイディングの実際

今日が通訳案内士のガイドとしてはデビュー戦。
あいにくの雨天の中、一時間前には集合場所の第一東京ホテルにスタンバイ。お手洗いで顔のすみずみのチェックの後、ロビーで一日の予定を1人打ち合わせ。そんな中、多くの外国人の個人客がガイドを待っており、中でもグアテマラ人4人組みが私に話しかけてきて一緒に出かけるように半ば強要。私が行くのはその会社じゃないから無理だと説得すると、グアテマラについて何を知っているか今度は質問攻撃。場所を知らなかったら説教が始まり、グアテマラはメキシコの南に隣接していることを教えられた。熾烈な記者会見のように4人に取り囲まれているうちに時計を見るとすでに10分前。すぐわきにさっきはいなかった4人発見。会見放棄でそちらの4人に近寄り〜ご家族ですか?と聞いたところ、なんだか微妙な‘yes’。どうやら家族ではないらしい。代表者の青年がそのテーマを変えるように、グアテマラ人に囲まれてあたふたしていた姿を見ていた私に「今度は空港出迎えみたいな名前のプラカードでも持ってきたら?」。「今度はそうします」。そして、100カ国以上の来賓のドライバーを務めてきたという身のこなしから何まで驚きのYさんを呼び、車内ガイドがスタート。
Yさんは、私はYさんの隣の助手席でなくお客様との交流をはかれるよう後方席に座ったらということだったのでそうした。自己紹介などするうちに、お客様の女性は数えきれない程の来日歴、富士さんも登っている、また連れの青年は3回目、中学生2人(一人は女性の娘さん)は日本が始めてなので連れてきたとのことが判明。青年は女性を指して、「彼女は何でも知っているから彼女がぼくらのボスなんだ」とのこと。 青年より幾分年上らしき彼女はかなり威厳のある方で割と無口な方。青年は彼女の秘書のように行動していた。そして交渉は彼が、決定権は彼女がという流れが常だったので、おそらく大蔵省でもある雰囲気。昨日フィリピンの風習について調べていた中に、どんな集団でもボスを決めるとあったので私も「OK,彼女がガイドで私は2人のナニーです」と中学生の女の子を見て仲間入り。ドライバーさんが一言だけフィリピン語を知ってると言い出し、何かと思えば「禿げ」。ちなみにYドライバーさんの頭は自分でおっしゃるとおり。何か子供に連呼されるとか苦い経験でもあったのか...。とりあえず雨天の中、車内は笑いに包まれ、さーて高速に乗ったのでどんな話をするかななど考えはじめたところ、女性すぐさま爆睡、中学生1人もうとうと、1人は大きなイヤホンで音楽鑑賞、青年に関しては、昼食のこと、また彼が秘書のように夜のショッピングの予定を考えていたので、いきたい店の営業時間などを私のアイホンのネットでチェックしたりと彼のお手伝いになった。ひと段落すると、実は中学生の女性の娘さんの方が大の「萌え」カルチャー好きで、秋葉原に通っていること、母はキティーちゃん、青年は電気製品好きな事が判明し、昨日とったメイドとの写真など見せてくれた。私も若かりし頃はオタクだったことから、オタクの世界について少し話し、AKB48などの起源、メイドにも爪切り、耳かき、萌えシャンプー美容室などの存在についても話したらポーカーフェイスの青年の目がランランと輝きだしたのが見て取れた。後、音楽を聴き終わった中学生が、実はコスプレが趣味ということでフィリピンでの活動の様子を写真で見せてくれた。海外で活躍する日本人コスプレ−ヤーや日本ではあまり有名でない日本のコアなアニメなども動画で見せてくれた。全然知らず話についていけず、再びオタクの世界を研究しなおす必要性と実感。そんなうちに富士山に近づくと都内で散った桜はまだ咲き雨だがとてもきれい。ドライバーさんもきれいですね、と言ったが、その時点で私以外全員が爆睡状態。私は社内後方の空調係とかしていた...。このグループは道中70%寝ていらっしゃった。帰りは意識不明重体の様子で、私が前に行けばもう一人がそうしているように中学生のもう1人横になれるのではと自分のポジションが申し訳なるくらい倒れこんでいらっしゃった。 山頂はなだれもあり1合目までしか行けないことが判明。ビジターセンターと1合目どっちがいいかドライバーさんと相談し、念のため状況を青年に話し、やはりボスの女性が1合目に行くことを決定。そんなときの女性はタダものならぬかっこよさが漂う。彼女の迫力に始めは少しおびえたが、時々「きゃおりぃ」と私の名を呼んでくれ嬉しかった。 私はナニーらしく、女の子達に「富士山はフィリピンプレートがどっかーんと大陸プレートにぶつかったからできたんだよ、だから富士山があるのはフィリピンのおかげ、サラマットゥ(あらがとう)」、あとは「富士山は女の山だからカワイイ娘が来ると泣いて雨になるんだよ〜」とちょっとアニメっぽく説明。結構キャーと喜んでくれた。本日私が一瞬ガイドっぽかった時。1合目で頭の上で山をつくるポーズで大雨・強風の中、記念撮影後下山。
次ボスのおなかがすいた様子、ランチは電話したら混んでなさそうだったので、夜のショッピングに間に合うように大涌谷のブュッフェをおすすめした。日本料理の焼き肉などがあるバイキングが当初希望だったが、時間と場所的に探すのが難しいことから、「いかすみの真っ黒い名物カレーややきそばがありますよ」と秋葉っぽく大涌谷のビュッフェに興味を引き出してみたところ、脇で聞いていたボスが「そこにするわよ。」との事で決定。せっかくの4人の時間も必要だと思い、一緒にと誘ってくれたが一番いい席に4人を座らせてもらえるようにお願いし(外は何も見えないが)1時間私消える。後のロープーゥエーの切符を買いに向かうと窓の外から彼らが楽しそうに食事しているのが見えた。 戻ると時間前ついさっき席にいた4人が消えた...。私を探して心配しているかと焦って土産屋を探すと、青年はおもしろグッズ、女性はご当地キティーちゃんを爆買い中で楽しんでいらしゃった。その後、大涌谷見学へ。なんと関ジャ二8が全員で収録中。Jポップ好きの女の子が喜ぶかと思いきや、関ジャニより黒卵。あまり好みのタイプではなかったらしい。女の子っぽく見えたらしい。たぶん関ジャニの少年たちを見て一番はしゃいでいたのはこの私。テレビではあんまり気にしていなかったが、生でみると本当にかわいい少年達であった。もっと見ていたかったが、仕事中。ロープウェイに乗り、車内黒卵タイム。5個入りのためナニーにも1個もらえた。はじめて食べた。普通の卵よりおいしいと聞いていたが確かにおいしいと思った。桃源台に着くと、悪天候のため次で船が運休するかもということだったので駆け足で予定の1個前の船に乗船。危機一髪であった。30分の乗船後、来賓を迎える姿勢で雨の中Yドライバーさんが傘をさして待っていた。人数分の大きな傘も用意してきてくれていたりなんと素晴らしい。ヨーロッパのドライバーたちにこの画像を見せたい...。そして、帰りは首都高で事故渋滞があったので念のため港北で休憩、後、彼らのショッピングの目的地渋谷チャコット(バレー用品屋)でお降ろし、Yさんは時間前なので次の新宿までいくこともできると言ってくれたのでお伝えしたがそちらでいいということだったので終了。青年が私たちに心付けを差し出した。日本では必要ありませんと念のため丁重にお断りの上、有り難くいただき、最後はどこの国のガイドさんもされるように是非また日本に来て下さいとよくお礼をしたのちお別れ。
初ガイドが無事終了。雨の中、スキップして帰宅。

ハプニング

目をはなした隙に、お客様が間違えて15個の卵を購入していた。すぐさま返品。気がついて良かった!

新たな発見

一合目に向かう途中、富士山の歌が聞こえてくるのを知らずに、ドライバーさんがかけてくれましたよ、と案内してしまった。帰りにドライバーさんと話しているうちにそうではないことを知った。次からは真実を案内します...

面白い質問、意外な質問、難問、珍問

帰りに、「お客さんではフィリピン人って多いの?」と聞かれた。始めてとは言えませんので、「けっこう多いですよ〜」と答えておいた...

このツアーで特に準備したこと

ふと思い立って前日におやつを用意。大涌谷に着く前に、ボスがおなかがすいた様子だったのでグッドタイミングでお出しできた。逆になかったらやばかったか...

このツアーで特に配慮したこと

ちょっと訳ありの雰囲気だった気がしたので、あまりグループの方々の関係や職業などには触れないようにした。そんな中の一因となり、でしゃばらず礼儀正しく、最低限のことははっきりと伝えるよう心がけた。娘に自分のした体験をさせたかったようだったのでお母さんがガイドとなっていたため、お母さんを立てるようにした。雨天のため、せめてもと思い明るいガイドを演じるよう心がけた。

旅を終えた感想

少し、家政婦は見たという気分だった...ためか達成感より解放された安堵感があった。
今回はこのような状況だったため特に問題はなかったが、こんな案内では添乗員を抜けだせない。本当のガイドになるにはいっそうの語学の修行が必要であると改めて実感。

私のお勧め観光スポット

アイスランド
まだ日本のスポットはこれから...

Short Essay

前日フィリピンの風習、あいさつなどのフィリピン語、フィリピンと日本の関係などについてネットで研究。お客様の風習などはだいたいその通りであった...。

勉強中の後輩へ励ましの言葉

資格取得まで数年かかり一時はもう無理だろうと思いましたが、あきらめないでよかったと今日思えました。あきらめずに頑張りましょう!

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