通訳ガイド当校合格者平野 雄司さん
2005年11月開講受講生
2007年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

40年ほど前の大昔に交換学生として、1年間米国高校留学の経験はありますが、その後英語とはほとんど接点のない事業に約30年間も携わって来ました。よって英語力のベースと言えるものは跡形もなく消え去っている状態でした。55歳になり職を辞し、新たに好きなことを始めたいと思い、家内とアメリカ(といってもハワイですが)に約3ヶ月ステイし、考えた末、英語力を身につけ、それを活かして何か社会へのお役立ちをすると決めました。そのひとつとしてガイド資格への挑戦を決め、一昨年11月に富士さんへの入校を決めました。

1.1次試験対策

自信を持って攻略法といえるようなことはしていませんでしたが、2006年11月に入学以来、大学受験すらろくにしなかった私が、かなり真剣に取り組んだと自賛しています。ネットでJapan Timesはじめ種々の英字新聞や雑誌をただで読み、学校の『単語、熟語集』を出かけるときには必ず持参し、電車の中でも、『受験生』をしていました。毎月行われる学校での実力試験もひとつの動機付けになったと思います。上記のような努力の甲斐なく、初挑戦は見事に失敗。自己反省としては、自信過剰の一言です。これから挑戦をお考えの皆様、自己の過小評価も問題ですが、その反対も、ダメ!ですので心して私の轍を踏まれないようにしてください。いずれにせよ、全科目の持ち越し制度ができ、また英検1級があれば、英語一次免除と知っていたので、自己採点でヤバイと分かった時より、今度は英検への挑戦に切り替え、秋の試験で何とか無事合格でき、今年の一次全教科免除で、二次に臨めました。

2.2次試験対策

受験前の情報で合格率が70%以上あるだろうと聞いていたので、正直それなりの自信はありましたが、昨年の一次試験の苦く、辛い経験があるので、気を引き締めて準備をしました。昨年の実績問題集に基づき、自分なりの回答を作り、それをウォーキング中にぶつぶつ言ったり電車の中では頭の中で自問自答をしていました。たまに声に出してしまっていて、恥ずかしい思いをしたこともありました。ただし、実際に出た質問はまったく違うものでしたので、ちょっと拍子抜けの感じではありました。基本的に以前のガイド試験と違い、振り落とすことが主眼ではなく、通すことを目的としている感じがありましたので、それなりの応答ができれば、たいていはOKのようです。自信を持って準備をし、面接に望んでください。

3.これから受験される方へのアドバイス

(1) 継続は力なり…これを信念として、めげずに、挑戦を楽しんでください。
(2) 独学でできる方はすばらしいですね。でも、自信が弱まり、目標意識が揺らぐこともあるのが普通でしょうから、やはり仲間の存在は大きいです。
(3) 時間的に可能な方はスクール等への参加をされたほうが、揺らぎが少なくなるのではと思います。

4.富士のよかったところ

(1) 小規模のため、細かい気配りがなされていて、仲間意識が持ちやすく、ともに頑張るぞーという感じになりやすい。
(2) 授業も各クラスが少人数なのでファミリー的要素が強く、参加がしやすく、楽しめる。
(3) 知念先生のキャラクターにより、堅苦しいはずの精読(結構ややこしい英文の和訳)ですらあっという間に授業終了の時間となったような感じを持っています。
(4) コースによって違いがあるようですが、いずれにせよかなりの長丁場のレッスン期間となるので、やはり気楽に、楽しく授業を受けれることが大切ですので、富士さんに参加し、ガイドになって下さい。