通訳ガイド当校合格者鈴木 裕子さん
2008年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

学生時代に教員免許を取り、職場でも多少英語を使っていましたが、結婚退社後に塾で教える仕事に就いてから、もっと本格的に英語を勉強して実力をつけたいと思いました。そして、仕事のかたわら勉強し、英検準1級に合格した時に、通訳ガイド試験への挑戦を決めました。1989年の秋から2年間予備校に通い、ようやく校内模試の順位表に名前が出るようになりましたが、事情があって挑戦はストップ、再開できたのは2006年4月の事でした。

1.1次試験英語対策

単熟語集は覚えるのにとても苦労しましたが、時事単語集は身近な表現が多く、数は多かったけれど楽しく学習する事ができました。英→日、日→英と完璧に覚える迄、何度も繰り返しました。精読用英文はタイムリーな内容が多く、興味深かったです。しかし難しく、和訳にとても手こずりました。最初はいくら頑張ってもこなれた日本語にならず、1回分の予習に6時間位かかりました。でも、毎度苦しみながら粘ってやっていたら次第に楽しくなり、力もついたようで、1年近くたった時、初めて校内模試の順位表に名前が出ました。その嬉しさといったら、ありませんでした。
1年後に受験を控えた娘の発奮材料にと、受付で表のコピーを頂いて家に貼り、自らの励みにもしました。

2.1次試験社会科対策

地理は、白地図帳と照らし合わせながら、ひたすらテキストを丸暗記しました。昔と違ってマークシート形式になったので楽でした。日本史は、山川の教科書をひと通り読んでから、テキストを丸暗記しました。一般常識は、テキストを丸暗記すると共に、新聞やニュースで時事ネタをチェックしました。社会科は3教科共、過去問題と小テストを全て答えられるようになるまで、何度も繰り返しやりました。

3.2次試験対策

2007年に初めて2次面接を受けた時は、とても緊張し、笑顔になれませんでした。受け答えにも余裕がなく、落ちて当たり前と思いました。緊張したのは、準備不足で聞かれても答えられない事が沢山あるのを自覚しているからだろうと思いました。そこで、何を聞かれても自分なりの答えが出せるようになろうと思い、色々な事柄についての想定質問をノート数冊に書き出し、そのひとつひとつについて、自分の答え易い英語で英作し、何度も声に出して練習し暗記しました。そして、直前クラスでネイティブの先生と話す練習をしました。本番では不思議な位、緊張せず、平常心で臨む事ができました。

4.これから受験される方へのアドバイス

19年もかかって合格にこぎつけた私なので、偉そうな事は言えませんが、あきらめずに頑張ればいつか合格できると思います

5.富士のよかったところ

富士を選んだのは、友人が「富士には愛があるからおいで」と勧めてくれたからです。本当にそうでした。
知念先生の暖かい励ましと、アットホームな雰囲気の中で得た友人達のおかげで、「1989.12.31御岳神社」と書かれたダルマにもう1つ目を入れる事ができました。本当に嬉しいです。