通訳ガイド当校合格者西島聡子さん
2016年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

高校生の時、家族で行ったニューヨーク旅行がきっかけです。以来、アメリカと英語の魅力に取り付かれ、「いつか国際人になりたいなぁ」と思っていました。大学に入学した時、アメリカとの交換留学制度があると知り、「これしかないっ!」と思い、留学にapplyしました。結果は見事合格。1年間のオハイオstayを手にしました。アメリカでの留学生活は見る物全てが新鮮。語学のみならず、文化、友人、出来る物全てを吸収しました。様々な国からの留学生と話す内、自国の文化を上手く伝えられない自分がいるのに気付き、日本の事をもっとよく知りたい、と考える様になりました。日本に帰国後は、就職活動を実施。大手ゼネコンに就職しました。ただ、折しもオリンピックを控え、東京には外国人観光客が急増...。駅で路線を聞かれる場面も多々有り。学生時代の思いと旅好きの母の「『通訳ガイド』って仕事あるみたいだよ。」と言う言葉を胸に辿り着いたのが通訳案内士。海外と日本の橋渡しを担えると聞いて、飛び付いたのがこの通訳案内業務でした。

1.1次試験英語対策

富士通訳ガイドアカデミーの「精読用英文」は、時事問題や文化等トピックが多岐に渡り、面白かったです。毎回、例題をノートに写し、訳して行きました。一番役に立ったのが、「必須単語・熟語集」です。知らない単語が多く記載され、毎回の授業毎に出題範囲を覚えて行きました。私はいつも成績が悪く、模擬試験ではどの回も赤点を取っていましたが、テスト判定では自分の現状を把握する事が出来、ペースメーカーになりました。

2.1次試験社会科対策

地理: 3教科の中で、自身が最も苦労した部分。私は、高校の地理のテストでもいつも赤点だったのでした...。
まずは富士通訳ガイドアカデミーのテキスト。毎回配付されるプリントに隈なく目を通し、コピーを取る等して復習していました。それから、「国内地理検定」の問題集は良かったです。日本の山・川・温泉が網羅してあり、ピンポイントで覚える部分が記載されていました。

歴史: 大学受験では日本史選択だったので、比較的楽でした。教科書を2・3回熟読し、年号と出来事を暗記。文化史は必須でしたので、富士通訳ガイドアカデミーで貰った文化史の資料と写真で、作者と作品を照合させる様にしました。歴史を勉強するのが好きだったのでマンガ『日本の歴史』を読破しました。

一般常識: 日経・読売・毎日の主要3紙に日々目を通しました。政治・経済・オリンピック関連など、試験に必要な箇所は切り抜きにしてスクラップ。試験ではセンター試験の現代社会で一次試験免除と聞いたので、「類似する問題が出題されるのでは?」と思い、センター政治・経済、現代社会をやりました。

3.2次試験対策

富士通訳ガイドアカデミーのテキスト日本文化・日本事象は本当に良かったです!
授業毎にトピックを訳し、何度も口にする事で知識の吸収に努めました。Nigel先生に『当てられる』というプレッシャーから進んで勉強したのが良かったのではないでしょうか。
私は合計で2次直前セミナーを3回受講させて頂きましたが、どの回も実りある充実した内容でした。1度だけ、雨の暗い夜に伺った所、なんとマンツーマンと言う場面に奇跡的に遭遇し、慌てまくりましたが、「またとないchance!」と思い、「金閣寺」について一生懸命話しました。持ち場2分間と言う試験形式を始めどの様に構成して良いのかわからなかったのですが、講師の皆様のアドバイスもあり、本番までに自分なりにプレゼンをまとめて行く事が出来ました。スピーチはやはり緊張もありますが、授業でやった事を思い出して、自信を持って臨めば、大丈夫だと思います。

4.これから受験される方へのアドバイス

通訳案内士の試験は長丁場ですので、気力、体力共に持続させる事をおススメします。適宜旅行へ行く、友人とご飯を食べに行く、などして息抜きをする事も大事だと思います。
 試験は誰しも緊張する物。余り気負わず、普段通りの体制で臨めば、実力を発揮できるはず!
本番前は富士のテキストを繰り返し勉強することをおすすめします。

5.富士のよかったところ

2年間、本当にお世話になりました。
知念先生のガイド座学、岩渕先生の精読用英文、共に為になり、とても面白かったです。
少人数制でアットホームな感じが富士通訳ガイドアカデミーのウリではないでしょうか。
同じ目標を持った仲間同士、クラスメイトともすぐに打ち解ける事ができます。
また事務局の方々にも大変お世話になりました。勉強方法のみならず、試験全体の流れ、二次試験への対策、合格後の手続きの仕方等、あらゆる事に関して相談に乗って頂きました。
これから受験される方、是非一度、富士通訳ガイドアカデミーの扉を叩いてみて下さい。