通訳ガイド当校合格者古谷勇行さん
2018年度通訳ガイド試験当校合格者

<自己紹介>

中学生時代は、定期テストで20点以上をとったことがなく、ようやく中学3年生の高校入試の定期テストで60点をとり、なんとか公立高校に入学できた。そんな英語の成績であった私が、理由あって文学部英文学科に入学し、現在は、高校の教師をしている。教師になりたての頃は、英語の知識も未熟なため、日々教材研究に時間をとられた。15年程、担任をやり、私のような「英語のできない生徒たちをできるようにしたい」をモットーに、常にわかりやすい授業を心がけてきた。そして、この10年程は担任からはずれ、学校経営に関する仕事が多くなった。
「できない生徒をできるように」は、担任をしながら生徒と同じ目線で行なうからできることであるが、それができなくなった今は、いったい何のために教師になったのかを、常に考えることが多くなった。そんな時、エネルギーを向ける方向を生徒ではなく英語に向けてみてはと思ったのが、ガイド試験を受験しようとしたきっかけである。もともと社会が好きで得意だった私は、社会と英語を同時に受けられる試験はこれしかないと思い、ガイド試験を目指し始めた。さらに日本の文化を勉強していくうちにこんなに日本のことを知らなかったのかと愕然とさせられた。20年程前にオーストラリアへ行った際、ある外国の方から日本のことについて聞かれてほとんどまともな回答ができなかった。その時、日本の文化や宗教について勉強しようと思ったのだが、日本に帰ってくると日々の忙しさを理由にあきらめた。やはり試験を受けると決めたことと、仕事がおもしろくないことがうまくリンクして、日本のことを勉強することができた。試験にはうかったものの、まだまだ日本のことを英語で発信するには60%の出来である。残りの40%をうめるべく、日々努めていきたい。そして、この知識を生徒たちに伝え1人でも多く、ガイドを目指す生徒がでてくることを期待したい。

1.1次試験英語対策

2.1次試験社会科対策

3.2次試験対策

富士通訳ガイドアカデミーの2次対策を受講(9月開講2次短期集中コース、2次試験直前セミナー)富士アカデミーの2次教材は、内容・分量ともに抜群の教材でした。私にとっては、2次に関してはこの教材のおかげだと思っています。

4.これから受験される方へのアドバイス

私は将来、いつの日かガイドになりたいと思っています。とにかく「外国人にわかりやすく伝える」をモットーにしたいと思っています。それは現在教師をしている力が生かせるのではないかと思います。皆さんがガイドになる理由はさまざまだと思いますが、基本は相手のことをどう思うかではないかと思います。道のりは長く、しんどいことが多いかもしれません。しかし毎日ガイドになった自分を思い描きながら勉強すれば、必ず報われると思います。私は、朝勉強→行きのバスの中で単語→仕事中のすきま時間でこっそり勉強→帰りのバスの中で読書とガイド試験の勉強をしていました。孤独で単調な毎日を楽しんでください。必ず明るい未来が待っています。

5.富士のよかったところ

・先程も述べましたが、2分間スピーチの内容・分量は富士通訳ガイドアカデミーの教材が一番です。
・私は、DVDコースですが、先生の人柄が大好きでした。1度お会いして話をしたかったです。DVDコースは、自分の好きな時間にできるところが魅力ですが、意思を強く持つことが大切です。
・関西や関東で研修プログラムを用意しているところもよいところです。私も1度参加したいと思っています。
本当にありがとうございました。